不動産大手5社の2012年3月期決算が出そろい、東日本大震災による工期の見直しでマンションや戸建て住宅の引き渡し戸数が減ったことなどが響き、大型のビル売却収入があった三菱地所をのぞく4社が減収となったそうです。
ただし、減収だった4社はいずれも、販売費の削減や特別利益の計上などによって、純利益は増えたそうです。
工期の見直しや震災直後の営業の自粛などはあったようですが、住宅の需要自体は「モデルルームへの来場者数が引き続き堅調」(住友不動産)だそうです。
三井不動産はアウトレットなどの商業施設が好調で、個人消費などへの震災の影響は当初の予想よりも少なかったようです。
2013年3月期は不動産大手5社のうち三菱地所を除く4社が経常増益となる見込みだそうです。
三井不動産は2012年3月期に1000億円台を回復し、今期も6%増える見込みだそうです。
東急不動産も9%の増益見通しで、けん引役は住宅分譲事業の利益率の上昇などだそうです。
三菱地所はちょっと調子が良くないんでしょうかね。