双葉町、東電に１９０億円賠償請求//東電誠意ある対応

[arama-さん]

福島第一原発の事故の影響で町ごと埼玉県に避難している福島県の双葉町が、土地や建物などに大きな損害を受けたとして、東京電力に対しおよそ１９０億円の賠償を請求しました。

　「町の今までの施設も全く使えない状態の中で、非常に困難を極めております」（福島・双葉町 井戸川克隆町長）

　双葉町は、事故から１年近くたった今も高い放射線量の影響で町に戻ることができず、住民の多くは埼玉県加須市にある高校の旧校舎で避難生活を続けています。

　住民としては先月、およそ４億５０００万円の賠償を求める申し立てを行っていますが、双葉町は８日、町として役場や学校といった施設や町が保有する土地で大きな損害を受けたとして、東京電力に対しおよそ１９０億円を請求しました。

　双葉町は「今後、避難費用などについても請求していきたい」としていて、東電は「少しでも早く賠償できるよう１件１件対応したい」としています。（08日11:12）