前回の原油・エネルギーコラム
http://minkabu.jp/blog/show/406289
の続き。
自動車など乗り物を見てみましょう。
天然ガスが安くなっているんだったら、タクシーみたいに全て天然ガス車に。
…なんて事は、さすがに難しいでしょうね(^^;)
また、EVが登場したとはいえ問題もあり、普及には暫くかかるでしょう。
(最近は聞かなくなりましたが)バイオエタノールをガソリンに混ぜて…という方法もありますが、
どのみちガソリンや軽油は必要
と言うわけで、車に関してはすぐに代用することは困難です。
あとは、飛行機のジェット燃料も原油から作られ、
こちらは有効な代用燃料がまだないようです。
そして、忘れてはいけないプラスチックなどの石油化学製品。
あまり問題視されていませんが、ここも影響が高い。
天然素材やバイオ素材での代用品もありますが、
強度や耐久性など、品質面で劣っているものがほとんどです。
リサイクルがきくものはリサイクルをし、難しいものは今のうちに代案を考えたいものですね。
(石油由来のある素材が高くて買えなくなった場合、
その素材の代わりになる物を探す・発明するのがすぐに浮かぶ解決策ですが、
そもそも、その素材を使わなくて済む方法を探るという手もあります。
今後は視野を広げた柔軟な発想が求められます。 )
以上のことから、原油の代用は、あまり目処が立っていません。
そして現在、原油の供給は大きな増加は見込めないので、
需要と思惑に価格が左右されることになりますね。
喉元過ぎれば暑さ忘れる。
2008年の
『おっと、大変。あら困った!』から、
2012年以降は
『おっと、大変。でも大丈夫。』にしたいですね。
個人的な対策は…
とりあえず、エネルギー系商品ETFでも?(^^;)