売り禁にもかかわらず、朝方こそ安く始まったものの力強く切り替えし、年初来高値を更新し、ほぼ高値圏で引けた新日本理化。
以前からK氏関連の本命と目されているが、金曜日の夕刊フジに、K氏関連と噂される6銘柄という記事が出てました。
本日もこれらの銘柄群は新日本理化の切り返しと同時に一斉に上昇に転じていました。
中でも宮地エンジと大紀アルミはともに高値引けと強さが目立ちました。
新日本理化に引っ張られている気もしますが、これら銘柄群はまだまだ楽しめそうですね。
★K氏関連と噂される6銘柄
4406 新日本理化
5357 ヨータイ
5702 大紀アルミ
5603 虹技
5986 モリテック
3431 宮地エンジ
市場注目!大物“仕手筋”復活で動くウワサの6銘柄
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20111209/inv1112091232003-n1.htm
株式相場は師走に入っても欧州危機や世界景気の減速懸念で盛り上がりに欠ける。そこで年越しのモチ代を稼ぎたい投資家が注目するのが、株価水準の低い「低位株」だ。特に活動を再開した大物仕手筋が手がけていると噂される銘柄が暴騰する現象もみられる。
東証1部の売買代金の1兆円割れが続くなど市場エネルギーが乏しい中、短期的な利益を狙う投資家の視線は、株価の高い「値がさ株」より、株価の変化率が大きい「低位株」に集まる傾向がある。
「年末は“モチ代稼ぎ銘柄”が仕上がる時期」(ベテラン証券マン)といわれる中で、格好の材料となっているのが、大物仕手筋とされる人物の活動再開だ。
「かつて『誠備グループ』や『泰山』を率いて兜町で名前をとどろかせていた加藤あきら氏が、株式研究会『般若の会』と称して約6年半ぶりに活動を再開したことが話題になっている」(同)という。加藤氏のブログでは、具体的な銘柄名については書かれていないものの、個別の値動きや空売り残高数について詳細に記載がある。そして「復興特需によるこの銘柄の株価上昇を機に、他にも3銘柄の出世株が誕生する予感がします」と記している。
兜町周辺では加藤氏が手がける銘柄は「加藤銘柄」「K氏銘柄」と呼ばれるが、この4銘柄が何か、さまざまな観測がとびかっている。
本命視されているのが化学メーカーの新日本理化だ。同社株は東日本大震災直後の3月15日に66円の年初来安値をつけていたが、11月以降右肩上がりとなり、12月8日の取引時間中には915円の年初来高値を記録、安値から9カ月足らずで13倍以上に大化けした。
このほか、窯業のヨータイ、非鉄金属の大紀アルミニウム工業所、鉄鋼鋳型の虹技、特殊鋼専門商社のモリテック スチールなどの銘柄があがっている。
これらの銘柄はいずれも大証に上場しており、「東証との経営統合でTOPIX(東証株価指数)に組み入れられるとの思惑も買い材料となっている」(銀行系証券アナリスト)という。
東証1部銘柄の宮地エンジニアリングも急騰しているが、「かつて加藤氏が手掛けた銘柄」(同)だ。
前出の証券マンは「こうした銘柄は値上がりスピードが速いが、値下がりのスピードはもっと速い。初心者にはおすすめはできないが、もし参戦するなら、上昇局面でこまめに利食い売りを入れるという投資スタンスで」とアドバイスしている。
■加藤●(=日の下に高)(かとう・あきら)氏は1970年代以降、中堅老舗証券の歩合外務員として活動、政財界などから大口顧客を集めて投資家集団「誠備(せいび)グループ」を結成し、大手証券に対抗して仕手戦を展開、「兜町の最強の仕手筋」と異名を取った。95年に「新しい風の会」、2003年に「泰山」を立ち上げたとされる。今年夏以降に活動再開の噂が広がり、11月1日には「時々の鐘の音」と題したブログに「般若の会」代表として登場、仏教の教えを交えつつ、「心の磨きようによっては資産を何十億にも何百億にもする事が可能」など持論を展開している。