中国音響機器、日本企業を買収

[DRAGON'さん]

　多分オーディオマニアしか知らないような会社ですが、その分野の住人には結構有名な所ですよ。

　　http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2EBE2E7818DE2EBE3E0E0E2E3E39494E0E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000

 

　”中国の音響機器メーカーの深セン市漫歩者科技（広東省）は９日、日本のヘッドホンメーカーのスタックス（埼玉県三芳町）を買収すると発表した。買収額は１億２千万円。自社の低コストの生産技術とスタックスの高い技術を結びつけて販売拡大を図るという。中国企業が優れた技術を持つ日本企業を買収する例が相次いでおり、今回の買収もその一つ。

　スタックスの目黒陽造社長が保有している全株式を買い取る。漫歩者はスピーカーやイヤホンを生産する深セン証券取引所上場企業。2010年の売上高は約７億1900万元（約88億円）だった。同社はスタックスの持つ静電型と呼ばれる技術の高さに着目。漫歩者によるとスタックスは新製品の発売の遅れで10年は営業赤字に陥ったが、11年は黒字基調となっている。”　

　オーディオをある程度かじると、ここのヘッドホン（イヤースピーカー）に興味を抱くようになるものですが…。

　こう言うのを見ていると幾らいい技術が有って良いものを作っていても（売る技術が無いと）所詮、市場原理には勝てないのかなぁと。

　ちなみに中国人が技術を得ても静電型ヘッドホンの生産工程は職人芸っぽいから、そう簡単に同じものを作る事は出来ないんじゃないかなぁと思っています。

　中国企業の戦略がどの辺にあるか知りませんが、これブランド名欲しさなんですかねぇ…。