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ダウ下落ユーロ安進む

16日の日経平均は8463.16(-78.77) 雲 基準線 転換線の下 ボリンジャーマイナス2σ8452の近辺 MACD RCIは下落。下落基調が強まりバンドも広がりつつある。

ダウは11905.59(-190.57) 雲 基準線11790の上 転換線11962を割り込んだ ボリンジャー TP11844  MACD RCIは横ばいから下落。なお上昇基調をなんとか維持してはいるが、持合を下に抜けた形で勢いは弱まり、基調を維持できるかどうか微妙な状況。

ドル円は77.07  基準線 転換線の下 雲の下限76.86のすぐ上、ボリンジャー TP77.06の近辺 MACD RCIは下落。じりじりとドルが下げ節目を割り込みそうになっており、円高基調に転換しそうになっている。

ユーロ円は103.77 基準線 転換線の下 雲 の下限104.35を割り込んだ。ボリンジャー マイナス2σ104.12の下でバンドが広がっている MACD RCIは下落。節目をすべてきり、強いユーロ安の流れになっている。

VIX指数は33.イタリア国債は7%台。フランス国債も3.6%で上昇中。ユーロ安もさらに進みそうだ。アメリカの景気は、ジョブレスリカバリーながら、企業収益はそこそこ回復してきているようだが、欧州債務危機が収まらない状況ではリスク資産が市場に入ってこない。フランス国債の格下げまで話しに出ておりEUが大胆な手を打たない限り、ずるずると危機が深まりそうだ。財政的な統合をすすめるといった話もでているが実現し効果がでるまでは、長期の時間がかかる。ECBが支えるしかないのだが、それもなかなかハードルが高い。早い話がユーロ圏諸国の国債をどこまでも買い支えるというコストをドイツが払うか、それとも債務国をユーロ圏から離脱させて、独自通貨の切り下げで競争力を回復させるか、どちらかしか道がないだろう。相対的に安いユーロでもうけてきたドイツに、その自覚があるかどうかが問われるが、今のところは、結局南欧諸国がユーロから離脱する悲観的なシナリヲがより現実的なようにみえる。つぎはぎだらけの通貨統合のはかない夢が崩れかけている。
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