APEC閣僚会議と、それに引き続くTPPの交渉参加に向けた関係国との協議が進展中です。欧州ではイタリアの財政金融法案が上院で可決されたということで、多少の安堵感がありますが、目に離せない局面が続きます。国内ではオリンパス問題などでコーポレート・ガバナンスに対する信頼感の毀損が影を落としています。
株式市場を取り巻く環境の評価は難しいところですが、為替の動きから見る限り心配はなさそうです。ユーロ円はユーロ高、円安に振れてスタートしています。
ドル円もドル高円安に振れて始まっています。ただし、基調はドル安円高ですので、日経平均株価の上値を重くする要因の一つになりそうです。
というわけで、今日の日経平均株価は、為替の比較的に無難な動きもあって、先週金曜日のCME日経先物価格(円ベース)8,597円の近辺を想定しています。ダウ平均株価の上昇を映した動きです。
ザラバは上値の重さが感じられそうですが、一方で下げを誘う特別な要因も現在のところは見当たらず、小動きで推移すると想定してます。
今日は7-9月のGDP速報値と、9月の鉱工業生産動向確報値の発表が予定されています。決算は140社ほど。みずほ銀行など金融機関の決算内容に注目したいところです。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、東洋経済新報社、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム