図解 オリンパス事件

[nijさん]

遠い、昔から悪い事をやってたんだな。こりゃ、当初の首謀者は時効だな。２０年以上にわたって損失隠しを続けていたことが明らかになったオリンパスでは、社長が１０年近く在任し、経営者として君臨する風土があった。今回の損失隠しもトップを含めた一部の役員だけで画策されたとみられ、企業統治の機能がまひしていた疑いが濃い。 　８日の記者会見で、高山修一社長に関与を名指しされた菊川剛前会長兼社長。２００１年から１０年にわたり社長を務め、１９９０年代には高画素デジタルカメラをヒットさせるなどの功績がある。一方で、強権的な面もあったとされ、内外では「天皇」とあだ名された。 　菊川氏の役員報酬は、開示が定められた０９年度以降２年連続で１億５０００万円以上。同業のニコンやリコーに１億円超えの役員がいないことを考えると際立っている。 　菊川氏の前任の岸本正寿氏と２代前の下山敏郎氏も在任期間がそれぞれ８年、９年と長く、組織が硬直化するきらいがある長期政権が引き継がれた格好だ。 　今年８月、内部告発によって不当に配置転換されたと主張するオリンパス社員が同社を訴えた訴訟で、東京高裁は社員に勝訴を言い渡した。企業統治に詳しい久保利英明弁護士は「内部通報者を抑圧する企業体質と、トップが損失を隠し続ける体質は表裏一体」と指摘した上、「透明性も責任もなく、企業の体をなしていない」と厳しく批判する。 　高山社長は「今後はレベルを上げたガバナンス（企業統治）をやる」と強調するが、高山社長もマイケル・ウッドフォード元社長から企業買収にまつわる疑惑を指摘されたにもかかわらず、何も行動を起こさなかった取締役の一人。「経営陣を一新し、解体的出直しが必要」（久保利弁護士）との見方は多い。http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_eco_electricity-olympus20111109j-05-w370&rel=y&g=thaオリンパスの損失隠し問題で、同社が二〇〇八年九月に英医療機器メーカー「ジャイラス・グループ」を買収した際、米投資助言会社への支払いの一部として株を発行するとすぐに、「将来、三倍以上の価格で買い戻す」と取締役会で決めていたことが十一日分かった。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011111290070015.html損失隠しが発覚したオリンパスは、融資を受けている銀行や生命保険会社を集めた緊急説明会を１６日にも開く。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111112-OYT1T00412.htm