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ダウは反発したが

10日の日経平均は8500.80(-254.64) 雲 基準線 転換線の下 ボリンジャーは マイナス2σ8456の近辺 MACDはゼロラインを切った RCIは下降。週足のボリンジャーも間マイナス2σの近辺。目先中期とも節目を切って強い下降基調。10月の安値8343をかろうじて維持しているが、これを守れるかどうか。

ダウは11918.50(+137.56) 雲 基準線 転換線11940の下 ボリンジャー TP11718の上 MACD RCIは下降。雲の上限で反発し、TPを回復したが転換線には届かず。一応まだ上昇基調を維持しているが、半値戻しにも届いていないので下降方向。

ドル円は77.65 雲の中 基準線と転換線77.55のすぐ上 ボリンジャー TPの上MACD RCIは頭打ち。じりじりと上値を下げてきている。

ユーロ円は105.58 雲の下限104.80のすぐ上 基準線 転換線の下 ボリンジャー TPのすぐした MACD RCIは下落。勢いは弱いがユーロ下降基調で、雲の下限を破りそうになっている。

イタリアの国債利回りは7%を超えており、VIX指数も30台を維持。ユーロもなお下降基調にあって欧州債務危機の出口がみえていないことを示している。ギリシャは新しい首相がきまり、イタリアも挙国一致内閣を模索しているようだが、一方ではコアユーロをつくって、ユーロ圏からいくつかの国を締め出す構想が公然と話題になったり、イタリアの救済計画はないといった報道もでている。事実欧州銀行が保有するイタリア国債は、ギリシャの10倍にのぼるといい、今までの枠組みではイタリアを救えないことは明白だ。ECBが支えるという構想は、ドイツが反対しているということで、このままではイタリアがユーロから抜ける可能性も否定できない。欧州債務危機の霧は当分晴れそうもない。
日本ではTPP参加の問題が議論されている。周知のように日本の農業は、長年の無策のために、産業としては成立していない。TPPに参加することは、輸出立国としては避けがたいであろうが、農業をいかに産業として成立させるかの政策が見えてこないと将来に禍根を残すだろう。競争力のある農業をどうつくるかという課題に英知を集めることが大切なはずだが、その雰囲気は感じられない。
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