kanoさんのブログ
横浜DeNAベイスターズ 申請へ
プロ野球・横浜ベイスターズを保有する民間放送のTBSグループと携帯電話向けゲーム大手のディー・エヌ・エーは、4日、球団を譲渡することで正式に合意し、新たな球団名を「横浜DeNAベイスターズ」として、日本プロ野球組織に申請する見通しです。
関係者によりますと、TBSグループとディー・エヌ・エーは、横浜ベイスターズの譲渡を、4日、それぞれの取締役会で決め、正式に合意します。新球団の名前について、ディー・エヌ・エー側は当初、インターネット上で交流できるソーシャルゲームのサイト名「Mobage」を加えることを検討していました。しかし最終的には、新しい球団名を「横浜DeNAベイスターズ」として、午後にも日本プロ野球組織に申請する見通しです。これについて、ディー・エヌ・エーの幹部は3日夜、「協約にも触れないということで会社名にした」と述べ、プロ野球が定める「野球協約」の規約で、会社の商品やサービスの宣伝を目的とした球団の取得を認めていないことから、企業名にしたことを明らかにしました。申請が行われると、日本プロ野球組織では「ディー・エヌ・エー」の球団経営の方針などについて審査が始まりますが、一部の球団が長期的に球団を運営できるのかなどを不安視していて、今後は12球団のオーナーで構成する「オーナー会議」などの承認を得られるのかが焦点となります。
ディー・エヌ・エーは、平成11年に設立された携帯電話向けサイトを展開する大手です。東京・渋谷区に本社を置き、関連会社と合わせた従業員数はおよそ1300人です。インターネット上で知り合った利用者どうしがゲームで対戦するなどして交流できるソーシャルゲームのサイト「Mobage」を運営していて、その会員数は3000万人を超えています。ことし3月期の売上高は1127億円、最終利益は316億円で、いずれも前の年度の2倍以上となるなど、急成長しています。最近では、急速に普及が進むスマートフォン向けのゲーム開発を強化しているほか、欧米やアジアなどへも積極的に進出しています。
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関連銘柄:
ディー・エヌ・エー(2432)