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ソブリン危機の悪循環

<まだ考えがまとまっていないので、書けるところから書いていきます>

ヨーロッパのソブリン危機、アイスランド、アイルランド、ギリシャ、次は・・・と広がりを見せているが、解決策が難しい。一足飛びに解決策を考える前に、まず現状と問題点を考えてみたい

1.ソブリン危機への移行
ギリシャを例にとると、ざっと以下の通り
(1)高債務で国債償還に懸念
(2)既発債の価格下落。CDS価格上昇
(3)新発債の入札不調。国債の償還資金調達に懸念現実化
(4)さらなる既発債下落。CDS価格急上昇
(5)新発債の予想利率が高くなり過ぎ、自力での調達を断念
(6)国際機関への支援要請
既発債価格下落、CDS価格上昇が引き金になり、貸し手がいなくなることで資金繰りができなくなり、国際機関への支援要請に至る、よくある流れ

2.ソブリン危機後の対応
☆緊縮財政の導入
(1)歳出削減
・公務員の削減、一時帰休等による給与削減
・補助金の削減
(2)歳入増加
・税率引き上げ
・新税の導入
☆国有資産の売却
☆国債償還の棒引き依頼【21%から50%。ただし相手の「自主的」な対応の名目】
ただ、同様の危機に陥ったアルゼンチンが行ったデフォルトは宣言せず

3.ソブリン危機対応の問題点
(1)緊縮財政が招く景気悪化
緊縮財政導入→景気悪化→税収減少→当初の予算未達→さらなる緊縮財政導入→景気悪化・・・
緊縮財政の程度によるが、ギリシャが行っている財政の絞り込みは国内景気を冷やすに十分すぎるので、景気悪化にともなう税収減少が起こり、当初の財政目標を達成できていない。さらに財政を絞ればさらなる景気悪化の悪循環を招くのは必然。恵まれた制度をすでに適用されている人からすれば、既得権を放したくはない。デモがおきるのは当然。もともと失業率も高い国。余計事態を深刻化させる
(2)国際機関の支援
ユーロ圏から支援を受けているが、資金は「借入」、年利4.2%で借りている。返済方法等詳細は調べていないので、既に返済が始まっているか定かではないが、この状態で年利が払えるとは思えない。し、緊縮財政を強いられている国民から見れば、「国家の富をむしり取っている」と批判されるのは必定。しかし、支援する側にも理屈があり、支援資金の原資になっているEFSFは債券を日本等が購入している、つまり、債券なので利息付き。利息を払う債券を売って集めたお金をギリシャに融通している。だから利息をもらう。利息分はEUやIMFが負担、なんて虫のいいことはできない、が本音だろう
(3)そもそものIMF管理
IMFの管理、そもそも方向が正しいのか? 疑問視している。やることは決まっていて、緊縮財政を導入する。以上おしまい。各国の国民性・文化等への配慮がない。アジア通貨危機でのIMF支援策原案はひどかった

10/29 18:30ここまで
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