米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、スペイン国債の長期信用格付けを「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。「ダブルAマイナス」は最上位から4番目の格付け。また、格付けの見通しについても「ネガティブ(弱含み)」とし、一段の格下げの可能性を示唆した。
S&Pは格下げ理由について「高い失業率や金融収縮、高いレベルの民間部門の債務などにより、スペインの成長見通しに対するリスクが高まっている」と説明した。財政事情の悪化や、銀行システムの脆弱(ぜいじゃく)性などを根拠に、先行きにも厳しい見方を示した。
欧州債務危機に絡んでは、欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスが7日にスペインとイタリア国債の格下げを公表。S&Pも9月19日にイタリア国債を格下げしている。
コメント
S&Pも格下げです。EFSFにすべてはかかっているのでしょうか?