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恐怖指数後退

29日の日経平均は8701.23(+85.58) 雲 基準線8728の下 転換線8611を回復 ボリンジャー TP8727のすぐした、MACD RCIは上昇。目先の節目を回復し、下落基調を脱することができるかどうか、というところにきた。ただし週足は基準線、転換線のはるか下で下降基調。

ダウは11153.98(+143.08) 雲11392の下 基準線11156の近辺、転換線11073の上 ボリンジャー TP11243を上抜け、MACD RCIは横ばい、大きく上下にふれたがなんとか目先の節目を回復、下降基調を脱することができるかどうか、という局面。ただし週足はなお基準線、転換線の下、雲の下限11017を回復したところ。

ドル円は76.83 雲 基準線の下 転換線76.71のすぐ上 ボリンジャー TP76.86の近辺、MACD RCIは横ばい。目先円高の勢いがかなり弱まっている

ユーロ円は104.4 雲 基準線 転換線104.45の近辺 ボリンジャーマイナスσ104.37の近辺、 
MACD RCIは底打ち。目先ユーロが買い戻されているが、流れをかえるところまではきていない

ドイツ連邦議会は、EFSFの拡充を承認、結局ドイツがユーロを支える姿勢を示したことで欧州債務危機は一服したが、ギリシャのデフォルト自体の危険はさっていない。ダウが大きく上下にふれているのは、疑心暗鬼が去っていないことをあらわしている。恐怖指数といわれるVIX指数もピークをうって下降しているがまだ水準自体は30と極めて高い。ユーロも、もう一息上昇しないと、目先の下降基調を脱することはできない。実際にギリシャがデフォルトしたときに、ヨーロッパ各国に波及、信用危機に結びつくのではないかという不安が漂っている間は、上値は限られ、次のギリシャの国債償還の時期まで、基準線の前後、TPからプラスマイナスσ内での攻防がつづきそうだ。
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