正坊さんのブログ
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日経朝刊によれば、個人ドル買いが膨らみ為替介入も効果相殺とか
日経朝刊にあった記事ですが、個人のドル買いがかなり多く、このため、為替介入が
あっても個人のドル売り円買いによって介入効果が相殺されるのではとのこと。
個人のFX投資額って介入効果を左右するほどの額なんですかね?
記事によると、20日での「くりっく365」のドルの対円買い越し額が303,858枚(1枚
は1万ドル)。単純に78円として計算すると、2,370億円。これを全部個人として、
「くりっく365」以外の取引もあるからエイヤッと2倍にすると、4,740億円(われなが
らイイ加減だ)。
8月介入が4兆5千億円だったそうなので、その10%ちょっと。ドル買い円売りで介入
しても、これだけの額がしめたとばかりにドル売り円買いに走れば、半減とは言わず
とも無視はできないかもしれませんね。でも、「相殺」は大げさではないのかい?
もっとも、かく言うアタシもドルのもどりを願ってはいるんですが(今日は少しもどっ
てきてますね)。
ドル買い円売りの直接的な介入とか円高に苦しむ中小企業支援のような対症療法もいい
けど、もっと根本的でスマートな円安誘導政策ってないもんでしょうか。
正坊さんこんにちは!
円安に誘導するためには
米国のドル安政策を見習うのが手っ取り早い方法だと思います。
<バーナンキ氏の考え>
お金が循環すれば景気が良くなる。
中央銀行がどんどんお金を刷って金融機関に注入すれば
銀行も金を貸しやすくなりデフレ不況を防ぐことが出来る。
<オバマ大統領の考え>
財政再建のためには貿易赤字を減らす必要がある。
表向きは強いドルを強調しながら水面下ではドル安を奨励する。
結局このお二人の考えがマッチングしたことで
ドルをどんどん刷ることになったのだと思います。
これに対して白川日銀総裁はお金を刷っても
景気や物価を押し上げる効果は殆ど無いという持論の持ち主です。
どちらの意見が正しいかは解かりませんが
QEを実施した結果米国のインフレ率は3%を越えており
最近の実質金利は-3.5%~-4.0%くらいまで低下している様です。
つまり日本とは実質4%もの金利差が生じている訳ですから
対ドル円高になるのは当然のことだと推察出来ます。
ならば日銀もお金を刷って3%くらいのインフレを目標にすれば
対ドル円85円くらいには戻るのではないでしょうか。
今は不況の超円高という異常事態ですから
目には目をではありませんが、ドル刷りに対抗するしか
早急に問題を解決する術は無いと思います。
こんばんは
>ならば日銀もお金を刷って3%くらいのインフレを目標にすれば対ドル円85円くらいには戻るのではないでしょうか。
多少のインフレ策もいいかもしれませんが、万一行き過ぎると雇用が危なっかしいときの値上げなので、庶民は苦しいかも。
雇用対策もセットにしないといけないかもしれません。
>雇用対策もセットにしないといけないかもしれません。
確かにその通りですね。
米国の雇用が一向に改善しないことが良い例でしょう。
日本の場合は産業の空洞化という悩みがありますから
これに歯止めをかけることが雇用対策の一つになると思いますし
その為にはやはり円高の是正が避けられないのではないでしょうか。
ただどんな政策を実行するにしても選択肢は限られている訳ですし
お札を刷れば済むという問題でもありませんから
タイミングと順序、そして匙加減次第でしょうね。
当面、ドジョウ政府に期待するしかないですが、せめて80円くらいには
もどしてやらないとと思います。