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ダウ急落、ユーロ急落

週末の日経平均は8737.66(-55.46) 雲 基準線 転換線の下、 ボリンジャーはマイナスσTPの近辺だがバンドが狭まっている。MACDは横ばい、RCIは下降。なんとか踏みとどまっているものの、足の形が上髭の長いいわゆる卒塔婆で、相場の転換を現す不吉なサインである。

ダウは10992.13(-303.68) シュタルクECB専務理事の辞任をうけて急落。雲 基準線 転換線の下 ボリンジャー マイナスσ11003を下にぬける勢い。ボリンジャーが狭まっていて懸念をもっていたが、案の定下に離れた。MACDは頭打ち RCIは下降。週足の雲の下限11002近辺で攻防をしていたが、終値で結局これを割り込み、9月の安値10932 8月の安値10808を試す展開になる。G7がポジテイブなメッセージをだせればよいが、失望するような中身だと持ちこたえられるかどうかわからない。

ドル円は77.45 雲の下だが、下向きの基準線の上 転換線の上 ボリンジャープラス2σの近辺 MACD RCIは上昇。ドルは買い戻されており、目先緩やかながらドル高の動きになっている。ただし週足、月足は明確な円高トレンドであり、週脚基準線80.73あたりを回復しないと中期的な節目を抜くことは難しく、このあたりに分厚い抵抗がありそうだ。一方ユーロ円は105円台に突入しており、日足ボリンジャーではマイナス3σを下抜ける異常な勢いでユーロ安が進んでいる。

シュタルク専務理事の辞任は、イタリア・スペインの国債の買い入れに抗議したものとのことだ。これでECBがハト派よりになるというのは、あまりに楽観的に過ぎる見方だろう。ソブリンリスクの尻拭いをするのに対するドイツ国民の強い不満を体現しているからだ。メルケル首相はユーロを支える姿勢を強調したようだが、先のドイツ憲法裁判所の判断が、議会の承認を求めたこととあいまって、メルケル首相自体のリーダーシップに疑問符がついており、ヨーロッパの債務危機への不安がさらに拡大することは間違いない。G7が適切な対応をとれないと、世界的な株安が進行し、ユーロへの信認がさらに崩れかねない状況だ。
 オバマ大統領の4470億ドルの雇用政策は、なかなか野心的なもののようだが、問題は共和党の議会がそっぽを向いてしまえば、紙切れに過ぎないことだ。大統領選挙を控え、小さな政府を志向するティーパーテイーが大きな影響力をもつ共和党が大統領にすんなり協力するとは、常識的にみて、思えない。市場が反応しないのは当然だろう。
 まずヨーロッパの債務危機に対して、EU諸国が結束して取り組むというメッセージを打ち出せるかどうか。あらゆるリソースを動員してユーロを守るつもりがないと、ユーロから離脱したり、追放されたりする国がでてきかねない。ギリシャだけではなく、スペイン、イタリアにデフォルトの不安がおよべば、そうした国の国債をかかえる銀行も立ち行かなくなり、ユーロだけではなく世界の金融システムがリーマンショックのときに匹敵するような、動揺に直面することになりかねない。
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