ファーバー氏は5日、タイのチェンマイから電話取材に応じ、「金はバブル状態にはないと思う」と述べた上で、「金を買うのは、金融市場のシステミックな失敗と問題に対する保険が目的だ」と説明した。
株価と通貨の下落で投資家が資産の逃避先を求めていることから、金相場は年初来で35%上昇し、最高値更新が続いている。米ウェルズ・ファーゴのディーン・ジャンカンス氏率いるアナリストは先月のリポートで、投機的需要により「金相場は破裂に向かうバブル状態」に陥っていると指摘した。
こうした見方に対しファーバー氏は、「毎月、多少の金を購入する」意向を示した。