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雇用統計まちになるか

週末の日経平均は8797.78(+25.42) 雲 基準線 転換線の下、ボリンジャーマイナスσの近辺、 MACDは底打ち、 RCIは横ばい。下値を切り上げているものの、窓をうめる元気はなく、基調転換には届かない。

ダウは11284.54(+134.72) 雲 基準線の下だが 転換線を維持。 ボリンジャー 下向きのTPの下、MACD RCIは上昇。下げ止まって反発している局面だがなお、基調転換にはとどいていない。しかし三角持合が煮詰まりつつある印象で、近々どちらかに離れるかもしれない。

ドル円 は76.67雲 基準線 転換線76.81を下抜けた。 ボリンジャー TPの下、MACDは上昇。大きくドル高に動いた後で、大きく下げており、77円前後の上値が重いことがはっきりした。

民主党の代表選挙が今日行われる。海江田氏と前原氏の争いということだが、もし多数派を牛耳る小沢さんの支配下にある政権ということになれば、世論の批判は免れまい。おそらく野党の協力も得られず、政治の機能不全が続くことになってしまうだろう。なんとか、政策が動くような大連立へ向かってもらいたいものだが、なかなか難しそうだ。とはいえ大連立ができたとしても、借金だらけの政府のやれることはかなり限られているのも冷厳な事実だ。輸出企業の採算ラインは81円ということであるが、そこまで戻すのはなかなか困難になりつつある。新たな産業を起こすのではない限り、産業空洞化が加速し、雇用は停滞してしまうだろう。

アメリカの方は、バーナンキさんのジャクソンホールでの講演にはQE3への踏み込んだ発言は予想通りなかったものの、FOMCを2日開くということで金融緩和への期待をつなぐことができたようだ。次のイベントは雇用統計。景況感が悪くなっているのが、ハードデータの雇用統計で裏付けられるかどうか、が注目。上向いてもらいたいところだが、期待薄ではある。アメリカの政策当局は、財政、金融とも手詰まりになりつつあり、長期の停滞局面=ジャパイナイゼーションが現実になりつつある。ヘリコプターベンといわれたバーナンキだが、QE2の効果自体にも疑問符がついており、金融緩和だけではなかなか局面を切り抜けられないことにようやく気づき始めたのではないか。こちらもじっと我慢で待つしかない、ということか。
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