アジア株高や米経済指標の良さを手掛かりにドイツ10年債も相場が下落しているものの、ギリシャ債とドイツ債の利回り格差は1624ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大し、こちらもユーロ導入後で最大となった。
バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(ミュンヘン在勤)は「市場は第2次ギリシャッ救済合意がユーロ圏すべての政府によって承認されることはないとの見方に傾いている」と指摘した。
ロンドン時間午前8時4分(日本時間午後4時4分)現在、ギリシャ10年債利回りは60bp上昇の18.49%とユーロ導入後の最高。午前8時46分現在、2年債利回りも32bp上昇し44.34%と最高。