投資家ソロス氏を元恋人が訴える、「マンション買うと約束」
2011年 08月 12日 16:30
ニューヨーク 11日 ロイター] 著名投資家ジョージ・ソロス氏(80)を相手取り、ブラジル出身の元恋人(28)が、マンションを買う約束を守らなかったなどとして1000万ドル(約7億6800万円)の損害賠償を求める裁判を起こした。
詐欺被害、精神的苦痛、傷害などでソロス氏を提訴したのは、元女優で現在は米コロンビア大学で経済学を学ぶアドリアーナ・フェレイルさん。
ニューヨーク州マンハッタンの地裁に提出された訴状によると、交際期間が3年以上となっていた昨年1月、ソロス氏はフェレイルさんに約200万ドルのマンションを買い与えると約束。その2カ月後に一度破局して再び交際を開始したが、昨年8月にソロス氏がマンションを別の恋人にあげたと伝えて2人は口論になった。ソロス氏はフェレイルさんの顔を平手打ちしたほか、ランプを投げつけたという。
その後2人は関係を修復し、ソロス氏は休暇中、フェレイルさんに別のマンションを与えると約束したが、これも破られたとしている。
ソロス氏の弁護士は声明で、フェレイルさんがソロス氏の交際相手の1人であったことは認めた上で、訴訟については「取るに足らない」と述べ、真実でない内容に満ち、金銭目的だと強調した。昨年8月の出来事については、警察の捜査で暴力行為はなかったことが明らかになっているとした。
12日に81歳の誕生日を迎えるソロス氏は、先月末に自身のヘッジファンドの外部資金を年内にも返還すると発表し、投資活動から事実上の引退を表明していた。
まず生き残れ儲けるのはそれからだ ジョージ・ソロス