欧州債務問題への警戒感で 2011/8/11 5:27
【ＮＱＮニューヨーク＝滝口朋史】
10日の米株式相場は急反落し、ダウ工業株30種平均は前日比519ドル83セント安の１万0719ドル94セント（速報値）と、
昨年９月23日以来ほぼ11カ月ぶりの安値で終えた。
市場の一部でフランス国債の格下げ懸念が広がるなど、
欧州の債務問題の拡大に対する警戒感が強まり金融株を中心に売りが膨らんだ。
米景気の先行きに対する警戒感も引き続き重荷となり、ダウ平均の全構成銘柄が下落した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅に反落し、
同101.47ポイント安の2381.05（同）と昨年８月８日以来、約１年ぶりの安値で終えた。
