パイオニアが発表した2011年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比10.7%減の981億円、営業利益は17.6%減の19億円、最終利益は51.0%減の2億円と減収減益だったそうです。
東日本大震災の発生に伴う自動車生産の減少や部品不足の影響を受けて、自動車メーカー向けカーオーディオの販売が落ち込んだようです。
ただ、震災の影響を除けば売上高、営業利益ともに前年同期を上回っており、市販向けカーナビの販売が好調に推移するなど好材料もあるようです。
通期についても、自動車生産の回復が思ったより前倒しで進んでいるとして、売上高2150億円、営業利益60億円、最終利益15億円の期初見通しを据え置いたそうです。
また、同社はデジタルカメラ市場に参入するそうです。
提携先の中国家電量販大手、蘇寧電器などと協力し、10月から中国でコンパクトタイプの商品を売り出すそうです。
中国有数の家電流通網を持つ蘇寧電器の販売力を活用することで、拡大する中国市場に食い込み、2015年に50万台を販売したいようです。
日本での参入はなかなか難しいでしょうから、伸びシロのある中国を選んだんでしょうね。