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苦しい展開


3日の日経平均は9637.14(-207.45) 基準線 転換線の下、雲の上限9668を窓を開けて割り込んだ。 ボリンジャーマイナス2σの下、3σの近辺。 MACD RCIは下落。週足転換線も割り込み、基準線9559のすぐ上、週足ボリンジャーはTPを下抜けた。日足は下落の勢いが異様に強く、メーターをふりきった形。中期も上昇基調が崩れる寸前。週足基準線9559を下抜けると日足雲の下限9513あたりが節目となる。

ダウは11896.44(+29.82) 雲 基準線 転換線の下、 ボリンジャーマイナス2σの下、 MACD RCIは下落。週足も転換線基準線の下。週足雲の上限10853あたりまで下げたが、ながい下ひげを出して戻し、直近安値近辺まで引き戻した。

ドル円は77.01 雲 基準線 転換線の下、 ボリンジャーマイナスσの下、 MACD RCIは底ばい。いぜん円高基調。

ADP雇用統計は良かったが、非製造業のISMが悪化して、ダウは大きく下げたがなんとか戻してプラスで引けるなど下げ止まれるかどうかという神経質な動き。長い下ひげがでているので、下値を確認したことになることが期待されるが、目先の下落基調はなお強い。日経平均は、目先確率的にありえないような速度で急落、中期の節目を守れるかどうかに追い詰められているが、ダウの戻りも鈍く、円高の基調が変わっておらず、なかなか厳しい展開。為替は介入を警戒しているものの、介入があったとしても、アメリカのファンダメンタルズがよくならないと、ドル安の流れをとめる力はないだろう。一方ADP雇用統計は比較的良かったものの、アメリカの企業の人員削減が続いており、雇用統計が心配される。
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