素材中心のビジネスを展開する繊維・紡績各社が今夏、クールビズに対応した商品を相次ぎ販売しているようです。
全国的な節電をビジネスチャンスと捉え、自社素材のPRも兼ねて拡販に乗り出しているようです。
東洋紡が6月に発売したのは、通気性に優れた縦横39センチの「ブレスエアークッション」で、弾力性のあるポリエステル繊維を粗い網の目の形に組み、隙間を多く作ることで通気性を高めたそうです。
希望小売価格は2310円で、クッション素材の主流であるウレタンより蒸れにくいそうです。
発売から約1カ月半で年間目標だった1万枚を超えたそうです。
帝人の子会社でポリエステル繊維を手がける帝人ファイバーは、昨年まで細々と展開していたネッククーラー(涼感首巻き)を改良し、大幅に拡販するとのことです。
新製品は、従来品に超極細のポリエステル繊維を加えることで、首筋のひんやり感を向上したそうです。
新製品の参考価格は2千円で、6月下旬に発売したそうですが、生産が追いつかないほど注文があるそうです。
販売目標は前年度比8倍程度の15万個(3億円)を見込むそうです。
シキボウは、林原のトレハロースを活用した涼感素材「トレハクール」を開発したそうです。
枕カバーなどをOEM供給しており、今夏は増産を見込んでいるそうです。
節電がいろんな所でビジネスチャンスを生んでいるようですね。