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借り物
米家計の純資産残高、株高で増加 不動産は減少
【ワシントン=御調昌邦】米連邦準備理事会(FRB)が9日発表した資金循環統計によると、3月末の米家計(非営利組織を含む)の純資産残高は58兆577億ドル(約4600兆円)となった。前期比1.7%増、前年同期比で5.0%増加した。住宅価格の低迷で不動産は減少したものの、それ以上に株高などで金融資産が伸びたことが背景。家計は負債の圧縮も続けている。
純資産残高は、家計が保有する資産から負債を引いた金額。内訳をみると資産面では、金融資産が前期比2.4%増加した一方、不動産を含む非金融資産は1.3%減少した。一方、負債は0.5%減となった。FRBによると、家計は季節調整値で2008年3月末以降3年(12期)連続で負債を減らし続けているという。
米家計資産は、株高によって不動産価格の下落を補う状況となっているもようだ。米株高は国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費を下支えしている。