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5/24雑感(悪化したGDP)


先週は1-3月のGDPが発表されましたが、結果は市場予測よりも悪化していました。単純に、震災の影響は市場が予測していたよりも悪い方向に大きかったと言うことができるでしょう。株価への影響は限定的でしたが、楽観して良い状況でないことは明らかです。
一方、金曜日には外国人投資家の現物株買い越しが28週連続の買い越しとなり、買い越しが続いた期間としては過去最長となりました。単純に外国人投資家が日本の株を買っている、ということになりますので、先行きとしては明るいニュースのように感じられます。しかし、過去に買い越しが続いたときの様子と比べてみると、今回は若干様子が違います。買い越しが続いているということは日本市場に資金が流入しているということであり、普通に考えれば株価が上昇してもおかしくありません。確かに震災後株価は徐々に上昇をしてはいるのですが、買い越しが始まった時から比べると(震災があったとは言え)ほぼ横ばいとなっています。また、現物では買い越しが続いていますが、先物では売り越しとなる週もありました。先物が売られているということは株価の先行きは明るくないという判断があるとも考えられます。日本市場のメインプレイヤーは外国人投資家であるため、今後も外国人投資家の動向には注意しておきましょう。
また、外国人投資家の動向を占う上で重要なのがQE2の行方です。前回のFOMCではQE2継続というニュースが先走り、これを手がかりに株価は上昇していました。しかし、今週公開されたFOMC議事録によれば出口戦略を探る議論は確実に行われています。QE2が終われば投機的資金の引き上げが発生することはほぼ確実であるため、日本株は真っ先に下落する可能性があります。
テクニカル的にも今週は2009年3月から続く長期上昇トレンドのアンダーサポートラインを割り込みました。このまま下落方向に転換する可能性も高いと考えられますので「上昇しているから」という理由で株を買うべき時ではありません。
今週発表される指標はまず今日の工作機械受注統計があります。また、明日は4月の貿易統計が発表されます。これは円高と製品不足(生産できないため)によって7,000億円超の赤字が予想されています。また、金曜日の消費者物価指数も重要な指標です。海外では今日アメリカで4月の新規住宅販売件数が発表されます。また木曜日にはアメリカのGDP1-3月改定値が予定されています。
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