kabukabumanさんのブログ
☆仕手株投資の留意点
【仕手化し易い銘柄】
東証一部銘柄の場合 → 発行株式数1億株以内、浮動株比率30%前後(Max50%以内)、貸借銘柄
東証二部銘柄の場合 → 発行株式数5000万株以内、浮動株比率30%前後(Max50%以内)
さらに共通の条件として、資本金100億円以下、株価500円以下の銘柄
新興市場の場合 → 資本金、時価総額共に小さな企業が多く発行株式数も少ないので仕手化し易い
中でも時価総額が小さく、しかも売買単位が1株~100株の銘柄は
資金力が無くても値を動かせるので
超短期急騰型(仕手ごっこ)になり易い。
【仕手株候補の見つけ方】
最も基礎的な方法はヤフーファイナンスで値上がり率ランキングのベスト50をチェックすることです。
もしくは東証(一部・二部)、東マ、JASDAQごとにそれぞれ上位20位ずつでもOKです。
次に上位にランクされた銘柄に上げる材料がないことを確認します。(ヤフーファイナンスの個別銘柄で確認)
そして特に材料が無いのに出来高が大幅に増加したり
突如値上り率の上位にランクされた銘柄をピックアップしたら早速板情報のチェックへと進みます。
特に2~3倍の出来高増が2日続いた場合は確実性が高まります。
仕手筋が介入した銘柄ではしばしば見せ板が横行するので板情報は大きなヒントになります。
但し株価50円未満や時価総額10億円程度の銘柄は「仕手ごっこ」の対象になることがあるので要注意です。
仕手モドキは資金力が有りませんから、気付いて飛び乗った矢先に暴落することも多いので
無視した方が無難でしょう。
Yahoo株式掲示板などにステハンを使ったしつこい買い煽りが登場したら「仕手ごっこ」の可能性があります。
【玉集めの手法】
<時間を掛ける場合> → 数ヶ月間かけて玉集めをするので余程注意していないと気が付きません。
この場合は仕手筋が故意にボックス相場を演出し
ボックスの下限で厚い買い板を出し上限で厚い売り板を出します。
例えば平均単価250円付近で玉集めをする場合、株価が270円に近づくと厚い売り板を出し
230円辺りまで下がって来ると厚い買い板を出すという具合で、これならなかなか気付かれません。
ところが玉集めが思う様に進まないと利益確定売りを狙って
突然下値を数%切り上げて来ることがあります。
そして仕込みが進んだら再度厚い売り板を出して今度は失望売りを誘う
所謂往復ビンタ的な手法も使われます。
2~3ヶ月に亘り狭いレンジのボックス相場が続いている途中で
突如株価が目立って上下したら可能性有りです。
<急ぎ働きの場合> → 見せ板が頻繁に使われるので比較的気付き易いかも知れません。
よく見掛けるのは、厚い売り板を売り指値の最安値から数ティック上に置いて売りを誘う見せ板です。
また売り指値の最安値が喰われると間髪を入れず売りをぶつけて買い気を削いだりします。
因みに大量の見せ板がチョロチョロと現れたり消えたりする場合も怪しいのですが
これは単なるフェイントの可能性があるので信憑性は今一です。
<その他のサイン>
売り指値の最安値と買い指値の最高値の間を数ティック開ける
例えば500円に売りが出ている時、499円に買いがあれば取引は成立し易いですが
仮に10円以上開いた489円にしか買い指値が無ければ我慢比べです。
仕手筋は比較的人気の薄い銘柄に介入することが多いのでこうした手法が有効になる訳ですが
元々注目されていない銘柄だと、我慢比べになればまず売らされてしまいます。
また多少注目されている銘柄であっても売値と買値の幅を拡げることで
個人投資家の売買が成立するのを妨害する効果がある訳です。
仕手筋は仕掛けるタイミングが近づくと事前に市場調査をする
つまり仕掛けても注目されなければ意味がありませんから、提灯が付くかどうかを確かめる為に
株価を故意に動意付かせて市場の反応を見ると同時に注意を惹こうとする訳です。
これはほんの一瞬の出来事ですが監視中にこの様な不自然な動きが見えたら買い場です。
私が経験した一例ですが、株価90円の銘柄が前場96円まで急騰した後直ぐ90円に逆戻りしました。
元々監視中でしたから91円で買ったところ、その日の後場に急騰しました。
こうした仕手筋の揺さぶりは仕掛けを始める数日前であったり、当日の前場ということもある様です。
大量の空売りを入れ、篩い落としをかけてからスタートする
それが仕掛ける数日前か直前かは様々ですが、急に空売りが増えたら買い場だと思います。
私の経験では寄り付きと同時にいきなり10%下げ、直後に反転しそのまま暴騰した例がありました。
【仕手株を買うタイミング】
玉集めを疑う事象を発見した時に仕込めば、予想通り仕手戦に突入した場合大きく稼げます。
しかしこの時点での買いは確実性に乏しいので、見込み違いの場合は早めに撤退するべきです。
以下に買いのタイミングと思われるケースを列記してみます。
①前述の様な玉集めの形跡に気付いた時点で打診買い
②前述の様に急な出来高増(値幅に関係なく株価上昇が条件)が2日続いた場合は打診買い
③怪しいと睨んだ銘柄に突然空売りが増えたら打診買い
④突如大陽線が出現した場合は確実性が増した状況と考え打診買い
⑤統計的に初動日(突如大陽線が現れた日)の終値より翌日の終値の方が安いことが多いので
初動2日目の押しは狙い目(目安として初動日高値から10%前後押すことが多い様です)
⑥初動日の翌日がGUスタートなら一旦利益確定し、押したところを買い戻すのが賢明
⑦出来高が減ったのに株価が下がらない時も買い又は買い増しのタイミング
⑧たまたま仕手戦のスタートを目撃した時、即ちスタート時に良く見掛ける
厚い売り板がパックリ喰われたタイミングで同時に買う
【開始の合図】
前述の様に仕掛ける直前は異常に厚い売り板の見られることが多く、大抵それをパクリと喰ったらスタートです。
またいきなり篩い落としから入る場合や、比較的静かにスタートする場合もありますが
いずれの場合も急に出来高が増えるので仕掛け開始の目安になると思います。
【利確するタイミング】
仕手戦は数週間続くこともあれば2~3日で終わることもあり、仕手ごっこは1日で終わることも珍しくありません。
仕込みに時間をかける程、仕掛けも長期間続く様な気はしますが
祭りの長短に関わらず、確実に利益を得ようと思えば一定のルールに沿って利益確定することです。
①初動の始値から30%上げたら全部または過半数を利益確定する
②初動からの出来高が浮動株数を超えたら全部または過半数を利益確定する
③出来高が1日~2日で発行株式数を超えたら全部売る
④初動日S高に張り付いて終わる様なら全部または一部を利益確定する
⑤初動2日目がGUスタートなら残りを利益確定する
⑥初動2日目もいきなりS高に張り付いた場合は取り合えず成り行きで売りを入れる
⑦NET上で騒がれ始めたら売る
稀にS高の3連荘や4連荘もありますが、最初からそれを期待して深追いすると
一転連続S安という落とし穴に嵌ることがあるので、あまり欲張らない方が賢明です。
特にS高に張り付いた状態での買い板は見せ板が多いので要注意です。
ここで③のケースは殆どの場合短期暴騰型ですから、さっさと勝ち逃げするのが利口です。
仕手化した場合通常30%くらいの上昇は期待出来ますが、稀にその手前で息切れすることもあるので
板から絶対目を離さない様注意が必要です。
また①②は途中篩い落としを挟みながら2週間くらい続く場合がありますから
冒険したい人は持ち株を回転させたり一部をホールドしながら再度押し目を狙う手もありますが
前述の様に寄り付きGUスタートの日は、確率的に一旦利確する方が賢明だと思います。
さらにラウンド数字の株価はいろいろな意味で節目になり易いので注意が必要です。
例えば350円からスタートした仕手戦が500円という節目に近付いた時
NET上に500円は通過点とか目標株価1000円などという情報が現れたらまず終わりです。
大抵の場合500円を勢い良く越えて盛り上がりが最高潮に達した矢先一気に大量の爆弾が投下され
その後はジェットコースターどころかフリー・フォール・ゴーの状態になることは言うまでもありません。
最近の仕手株はWトップやTトップ型の短期暴騰銘柄が多い、売買のタイミングは難しくなりましたが
逆に初動翌日の押目狙いが有効であるケースは増えている様な気がします。
しかし仕手株投資は投資効率が良い反面、ギャンブル性が高いので初心者には余りお勧め出来ません。
仕手株に遭遇した時は、いきなり参加せずにその顛末を見極めて情報(経験)を蓄積することです。
参加するチャンスはこれから先何度でもありますから。
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改訂版、ありがとうございます。
自分の取引を分析してもらっているみたいです。注意するところはたくさん。
まるで心理戦そのもの。
>>【仕手株を買うタイミング】
>>・・・・した場合大きく稼げます。
・・・キケンな言葉です。
これからの行動に気をつけます。。。
とにかくいろいろな経験を積んで勝てる投資家を目指して下さい。
努力と成果は必ず比例すると思います。
翌日、さらに上昇するチカラがあればホールド(その日のPTSでリカク)
上昇するチカラがなく、ダラダラさがりはじめたらすぐにリカク・・・
ですが今はPTSも使えないし、翌日下げ始めるのもあるので非常に難しいです。
(個人的に買いにくいです・・・)
ただ事前の買い集めなど、あまり気にしなかった部分もあるので、これからはよく注視したいと思います。
仕手株は初動の前に仕込めたら確実に利益が得られるという長所があるので
経験を積めば意外に美味しい投機対象かも知れません。
ただ動き出す前の仕手株探しにはかなりの時間を要しますから
兼業の人にはなかなか難しいと思います。
仕手株投資は勘と経験に頼る部分が多いので
お祭りが始まってから飛び乗るとリスクが高くなるのは間違い有りません。
それでも仕手化する銘柄には低位株が多いので
祭りの最中でもついつい参加したくなりますよね。
そんな時私は資金全体の5%以内で参加する様にしています。
何しろデビュー当初、欲張って痛い目に逢いましたから。