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来週の相場見通し Sell in May and Go Away!を意識

サーチナ 4月30日(土)9時24分配信


 29日の米国株式市場は堅調だった。NYダウは4日続伸し、前日比47.23ドル高の12810.54ドルと、2008年5月20日以来約2年11カ月ぶりの高値を付けた。ナスダック総合指数は8日続伸し、同1.01ポイント高の2873.54ポイントと、00年12月12日以来、約10年4カ月ぶりの高値で取引を終えた。シカゴ日経平均先物(円建て)は9935円大証清算値比65円高だった。

 来週の東京株式市場はゴールデン・ウィークの谷間で2日と6日の2日しか立会いがない。しかし、週末29日の米国株が堅調だったため、週明け2日は、これを好感した買いが先行し、日経平均は東日本大震災発生後の高値を更新する見通しだ。しかし、連休の谷間でもあり、市場参加者(特に、国内投資家)は激減した状態。この傾向は6日まで続くため、外部環境が週を通じて良好なら、薄商いの中、先物への買戻しが主導する形で、1万円大台の回復も十分あるとみている。よって、日経平均の想定レンジは9600円~10300円程度だ。

 28日の日経平均終値は9849.74円。これまで非常に強く抵抗していた、200日移動平均線(28日現在、9814.14円)を上回った。今後これを安定的に上回るようなら、買い方有利の状況が継続する見通しだ。昨年11月以降、日本株の基本的な需給の構図である、「海外投資家買い+国内投資家売り」がずっと続いている。つまり、米国株が崩れなければ、海外勢の日本株買いは続くことは当然予想される。さらに、売り方である、国内勢が休みのため来週は「下がり難く、上がり易い」需給状況といえるだろう。

 ただし、足元絶好調の米国株だが、そろそろ、「5月に売り、あとは離れろ(Sell in May and Go Away!」という、ウォール街の有名な相場格言を想起するべき局面に入ったとみている。米企業の1~3月期の決算発表シーズンはほぼ終了し、好業績はほぼ織り込んだことが予想される。また、6月末でQE2も終了する。米国市場は5月に入り、買い手掛かり材料が乏しくなれば、これまでの上昇に対する反動が出ることが、当然予想される。「明けない夜」がないように、「暮れない昼はない」のだ。現時点では、その兆候はみられていない。だから、その兆候が出るまでは米国株は上値を追い続けるだろう。

 しかし、来週以降、目先の天井を示唆するサインが出たら、要注意だ。日本独自の上昇要因が乏しいため、米株が失速すれば、当然連れ安し、調整することなる。特に、日本株の唯一の買い主体である、海外投資家が利益確定売りを出し始めたら、調整幅は大きなものになるだろう。頼りない政府、混迷する政治、予断の許せない福島原発、相変わらずの余震、先行き不透明な国内企業業績と、国内要因は不透明要因が目白押しだ。「頑張れ日本」といいながら、国内勢は日本株を総じてセッセと売り続けている。こんな状況で、4月第3週(18~22日)まで25週連続で日本株を買い越している海外勢が売りに転じたら、日銀のETF買いだけでは支えきれないだろう。

 一方、バーナンキFRB議長は金融引き締めに慎重な姿勢を崩していない。米国は財政を緊縮方向に舵を切らざるを得ないため、FRBが超金融緩和を継続しないと、先行きの景気失速リスクが高まってしまうためだ。米経済のアキレス腱は回復の鈍い住宅市場と労働市場だ。原油や穀物が高止まりしてインフレ圧力が強くても、それを相殺するデフレ圧力(特に、住宅差し押さえ率が高止まりしている住宅市場)が存在するため、米長期金利は低下傾向を辿る、若しくは、低位安定する公算が大きい。これが為替市場でのドル安基調を維持させ、日本株(特に、輸出関連株)の上値抑制要因となり続けるだろう。この円高が日経平均の上値を限定し続けるとみている。(編集担当:佐藤弘)

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