DRAGON'さんのブログ
ライブドア事件、堀江被告の実刑確定へ
…これには一罰百戒の要素も有るのかな？
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E3878DE0E4E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
”ライブドア事件で証券取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布）の罪に問われた元社長、堀江貴文被告（38）の上告審で、最高裁第３小法廷（田原睦夫裁判長）は26日までに、被告側の上告を棄却する決定をした。懲役２年６月の実刑とした一、二審判決が確定する。
証取法違反罪単独での実刑は極めて異例で、堀江被告は近く収監される見通し。ＩＴ（情報技術）ベンチャーの雄として脚光を浴びながら、市場の公平を害したとして起訴された被告を、最高裁も厳しく断罪した。
弁護側は上告審で「ライブドアや堀江被告がすべて悪いという異常な雰囲気ができていた」と主張。問題となった会計処理が違法であることは、会計の専門家でなければ容易に知り得なかったなどと主張したが、同小法廷は具体的な判断は示さず「上告できる理由に当たらない」として退けた。５人の裁判官全員一致の意見。
2007年３月の一審・東京地裁判決は「グループ内で絶大な権限があった。すべての犯行は被告の支持、了承なしにはあり得なかった」などと指摘し、懲役２年６月（求刑懲役４年）の実刑を言い渡した。
08年７月の二審・東京高裁判決も「ディスクロージャー制度を根底から揺るがしかねない」として一審を支持した。
二審判決によると、堀江被告はライブドア元幹部らと共謀し、04年９月期連結決算の利益を水増しするため、本来は計上が認められない自社株売却益を売上高に含めるなどの手口で、約53億円を売上高に不正計上するなどした。”
まぁ書くまでも無い事ですが補足しておくと、これで堀江貴文の収監が決定になったそうです。
…自分にとっては株をやる前の事件ですが、中にはリアルタイムで事件に会った方もいらっしゃるかと思います。
そしてライブドアショックで被害を喰らった方も。（逆に儲けた猛者もいるのかな？）
…これで事件は一区切りついた…事になるのでしょうか？
まぁ今後、各会社の経営者が、この様な事件を起こさない事を祈ります。
ＰＳ．
堀江そのものは現在クポーン販売の会社を起こしたり、雑誌などに記事を寄せていた筈ですが…
今後の彼のビジネスはどうなるんですかね？
ＰＳ２．
…これで最後までダイエット出来ますね。堀江さん
-
タグ：
当時はカネを儲けるヤツは何か悪いことをしているに違いないと言われていました。
同じ時期に起こった日興コーディアル証券の巨額粉飾決算事件では、当然上場廃止になると思われていたのに、さしたるお咎めもありませんでした。
ライブドア事件以来意欲のある起業家は出なくなりました。
自分で努力して成功するよりも、成功した者を引き摺り下ろすのに熱心な社会では、努力して成功することは危険を伴うのかも知れません。
玉石混交でも良いから多くの起業家が成功を目指して頑張る社会の方が活力のある社会になると思います。
こんばんは。コメントありがとうございます。
>>当時はカネを儲けるヤツは何か悪いことをしているに違いないと言われていました。
実際に時の寵児だったホリエモンや村上辺りを見ると、そう言う話になって仕方が無いんじゃないでしょうか。
後、当時のＩＴバブル全盛の時の株の顛末とかもそうですね。当時の経営者の大半は何をやっていたのかと。
>>玉石混交でも良いから多くの起業家が成功を目指して頑張る社会の方が活力のある社会になると思います。
これには賛同いたしますが、あの時代、目につく悪い石が多過ぎた気も。
堀江も村上も最後には法を犯して逮捕ですからね。
彼らが後に至る道を壊した気がしないでも有りません。
その辺りが無ければ…今の社会が変わっていたかもと考えると残念ではあります。
では、失礼します。
何時の時代にも、新しいビジネスを立ち上げ“大成功”を収める企業家の出現することは大歓迎です。然し、偽善、違法行為などで企業を急拡大させ、多くのひとたちに損害を与えた報いとして今回の“有罪判決”は当然の帰結と言えましょう。
信頼される企業は自他ともに｢誠実」でなければいけません。
”天網恢恢疎にして漏らさず”すべからく「四知」の故事を思うべし！！
2011/04/26 t030303 拝具
５００億円の粉飾決算をして巨額の損害を与えた日興コーディアルには大したお咎めもないのはダブルスタンダードではないかと思います。
２００億円の粉飾決算を発見して前経営者を告発したカネボウが上場廃止になり、
現役の役員が犯罪を犯した日興コーディアルの件に処分の差があるのも変です。
当時は証券取引法の整備が遅れていてグレーゾーンが多かったという問題はありましたが、同じ法律に基づく同じ粉飾決算の裁判でも裁く側の心証で大きな差が出るのはやや問題だと思います。
突き詰めれば実刑とお咎めなしの差は、他の経営者がテレビの前では一応謝罪の姿勢を見せていたのに対して、ホリエモンは間違っていないといい続けたことくらいでしょうか。
こんばんは。コメントの返しが遅くなってすいません。
どうも疲れて寝てしまった様で…起きたら朝に…
>> ”天網恢恢疎にして漏らさず”すべからく「四知」の故事を思うべし！！
自分も、これに関しては同感ですね。
何をするにも己を律する。これは必要だと思うんですけど。
では、失礼します。
こんばんは。コメントありがとうございます。
>>当時は証券取引法の整備が遅れていてグレーゾーンが多かったという問題はありましたが、同じ法律に基づく同じ粉飾決算の裁判でも裁く側の心証で大きな差が出るのはやや問題だと思います。
…これに関して確かに法治国家としては問題が有るのは認めます。
例えば脱税に関して鳩山由紀夫の罪は何故あんなに軽いのかとか。
何故、小沢一郎に関して検察審査会が再審を求めるまで、あんなに見逃され続けたのか。
基本的に影響力の差の部分で慎重に動いているからなのでしょうが…。
釈然としない部分は残りますよね…。
では、失礼します。