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勝率と期待値


勝率(winning percentage、WP)とは、勝利した割合を表す指標です。例えば、トレードにおいて勝率90%の売買ルールとは、100回トレードをしたら、90回が利益(勝利)で、10回が損失(敗北)となります。では、トレードで「勝率が高ければ儲かる?」これは大きな間違いです。利益の出る確率が高い方が、低い方より良いのは間違いありません。しかしながら、勝率は利益の大小とは全く関係ありません。なぜなら、同じ1勝でも、1%の利益で勝利した場合と100%の利益で勝利した場合は同じ1勝と見做されるからです。勝率にこだわりすぎるとコツコツと小さな利益(勝利)を積み上げる一方でたった一度の大暴落で大きな損失(敗北)を出しコツコツと積み上げた利益が一気に吹っ飛ぶ危険性があります。従って、トレードでは勝率を上げる確率を追求するよりも、トータルで利益を上げる確率を追求する方が重要な要素となります。この要素のことを「期待値」と言います。すなわち、トレードにおける期待値とはトレードを行ったとき、トータルで得られる損益の平均値のことを指します。期待値に関して単純化した例で説明します。(1)勝率90%、1回の投入資金100万円のトレードで、  勝つ時は常に投入資金の2%の2万円プラス  負ける時は常に投入資金20%の20万円マイナス のトレードを10回繰り返す。(2)勝率10%、1回の投入資金100万円のトレードで、  勝つ時は常に投入資金の20%の20万円プラス  負ける時は常に投入資金の2%の2万円マイナス のトレードを10回繰り返す。こられのトレードの結果は?(1)勝率90%でもトータルでマイナス2万円のトレード。   言い換えると、一回のトレードをする毎に  2千円の損失を出すトレード。(2)勝率10%でもトータルでプラス2万円のトレード。  言い換えると、一回のトレードをする毎に  2千円の利益を出すトレード。(1)のトレードは勝率90%と高いが、トータルで損失。(2)のトレードは勝率10%と低いが、トータルで利益。以上のことから、あなたの資産を増やす意味では「勝率」よりも「期待値」の方がずっと重要な意味を持つことが判ります。つまり、期待値がプラス(トータルで利益が出る)トレードルールを手に入れることができれば、それを機械的にただ繰り返すだけで資産を右肩上がりに増加させ続けることが現実となります。
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