前日の反動から日本市場は反発して全面高。欧米市場は軟調。歴史的円高
16日の東京株式市場は、前日の大幅な下げからの反動で幅広い銘柄で買われて
日経平均は9000円台を回復しました。
ただし福島原発事故は逼迫した状況が継続しており、中盤では売られる場面も。
今後も下落の可能性を多くはらんでいます。
日経平均は9093.72円488.57高
NY市場では日本の原発事故への懸念と、市場心理の冷え込みから売られて
ダウ平均は大幅下落。
欧州でも原発事故の被害拡大が懸念されて軟調でした。
為替は日本企業によるリパトリエーション、リスク回避の円買いの影響で
ドル円は戦後最安値の76.36円まで下落、その後はドルの買い戻しも進み78円前半まで回復
ドル円は78.29円ほど
ユーロ円は108.91円ほど
本日は、前日の欧米株式の軟調と、円高、福島原発の状況が材料となると見られます。
前日大幅に上昇した分、短期筋の反動売りが強まる可能性が高いです。
急激な円高は輸出銘柄の下落を招きますが、
今後物資の輸入が必要となる見通しから好感される可能性も考えられます。