もともと、このブログは、西東京共同法律事務所のホームページ管理そのほかをさせていただくときに、開設したものです。その後、ずーっとホームページも、立川市民向けの講座も続いています。嬉しいことに、若手の弁護士も入ってきて、彼らのプロフィールをアップするのは楽しみでもあります。私も、その仕事を請け負った頃は、体を壊して働けないときだったのですが、その後完全に復調し、いろんな相談事を受けるまでになりました。最近は、中央区の会計事務所、桑澤会計事務所の仕事もさせていただくようになり、企業、特に中小企業とのかかわりが多くなってきました。桑澤先生は、中小企業のために尽くす町医者みたいなものを税理士、会計士として行っている方です。財務会計資料から企業の問題点を推察し、問題の所在をつかむことに長けた方です。これは、別に宣伝を頼まれて言っているわけではなく、私が顧客先に同行したときに目の当たりにしたことなんです。私は製造業と介護事業が長くて、現場仕事のことは見当がつくくもりですが、とにかく資料を見るのが早い。おそらく、脳内の数表マトリックスに埋めていくんだと思いますが、異常値(いい方にでも、悪いほうにでも)を数分でとらえて理由をお尋ねするので、話が早いわけです。この先生、偉いなぁと思ったのは、「知ったかぶりをしない」ということなんです。社会保険労務士、司法書士、弁護士、ITの専門家、飲食店のコンサルタントなど、いろんな専門家と付き合っていて、彼らにどんどん質問します。見てると、彼もそういう質問をどんどんされています。診断の結果、別の専門家が必要と判断したら、ためらうことなく別の人につなぐそうです。そうやって、クライアントに感謝されたら、さきざきに必ず良いことがあるそうです。それって、判る気がします。知識経験という、いくら人に提供しても減らない財産を、アライアンスを組んだ仲間にお互いに無尽蔵に提供していくというやり方は、きわめて賢いやり方だと思います。こういうバックボーンを持っているのに、顧問契約は普通の税理士と一緒なのですから、お得感があります。今日は、お仲間の社会保険労務士の方に、今後の事業展開のことでご相談にあがったのですが、上に述べたような構造は、できそうでいてなかなかできないのだそうです。仲良しの名刺交換会、人脈の会は多々あるわけですが、クライアントが感謝してくれて、知人を連れてくるからお客様がいつも増えているという会はなかなかないそうです。資格者(士業、プロ)に仕事を頼むときには、腕のいい人に全面的に信頼し、経営パートナーだと思って活用するといいそうです。へたに、値段の交渉だけを先行させると、先生も人の子、なーんとなく、やる気が失せるかもしれません。 そこらへんの感じって、私の仕事でも同じだなと思います。桑澤会計事務所がこれから、番頭さんセミナーや飲食店セミナーで展開する、企業体質強化塾。 これからが楽しみです。このサイトは私たちがつくりました。