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NYダウにひきずられて下げ続ける日経平均

昨日の日記にも書いたように、先週末のNYは、大幅に下げて安値更新を伺う形となった。為替のほうも、一気に円高にすすんで108円に入っている。どちらも、長期、中期、短期トレンドの指標がいずれも下降・円高を向いており、なかなか反転の雰囲気がみえてこない。おそらくサブプライムの悪材料がすべてでつくした上で、さらにアメリカの実体経済への懸念が払拭されるようなニュース(たとえば予想以上の大幅利下げ)などがでてこないと、トレンド反転のきっかけはつかめないかもしれない。
 そんなNY安を受けた今日の東京株式市場は、190円安で続落。急落した後なのに、ほんのちょっと戻りを試したものの、結局長い上髭をつけて陰線を引いてしまった。全く力が感じられない。日足のボリンジャーをみると、下にバンドがぐいっと広がるなかで、-2σも下抜けて-3σ近辺におっこちている。統計的にみて、通常の変動ならトレンドの中心から-2σ内に、95%程度はおさまるはずだから、完全にこれまでのトレンドから逸脱しており、いわば下に脱線してしまったことを意味している。こんなときには、目先バンドの広がるほうへさらに暴走する可能性があるといわれているので、心配だ。
 だがもっと気になるのは長期のトレンドをしめす月足のボリンジャーバンドが下に大きく開いて、-2σにまで落ちてきていることだ。こんな様子は2002年以来なかった。実際、昨日も書いたが、一目均衡表でみると、日足週足では下支えになるようなポイントはほとんどなく、かろうじてあるとすれば、月足の遅行スパンが雲の上限にかかる、14218円まででとまれるかどうか。このあたりが当面の切所のように思われる。ここをぬけると、2006年6月の安値14045円のテストにはいる。14000円割れの可能性も、関係者でささやかれ初めているとのことだが、ここが守れないとさらに13500円近辺まで落ちてしまう可能性がでてくる。そこまでいくまえに、大きな陽線をつけてなんとか明確な反発を示してほしいものだが・・・・。
 確かに配当利回りが長期金利を上回るという状況が起きているので、いくらなんでも底値に近いのでは、ということはいえるかもしれない。とはいえ企業収益への懸念が膨らんでいるので、予想配当がいったい予想通りにいくかどうかすら、マーケットは確信がもてなくなっているともいえるのかもしれない。
 それにしても、日本の政策当局は、無為無策、傍観するしか能がないのだろうか。財政危機があって財政出動もできず、選挙のまえで格差是正をもとめる声が高まり成長を加速する構造改革もできず、超低金利をようやく脱したところで金利政策も使えずという四面楚歌の状況で、ただ民間の力を祈るだけ、ということなのか。このままぼうっとしていると、ますます経済にかげりがでて、参院選より分が悪くなると思うのだが、福田総理は、粛々とひたすら名誉ある敗北への正道をあるいていくおつもりなのだどろうか?

 
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