ブログが読者との双方向性ツールとして注目されたのはつい数年前でした。企業の作るホームページを、大通りに面した看板とするならば、ブログは、電話受付窓口みたいなイメージでした。でも、そういう使い方を試した企業は数多あれど、続けられた企業はあまりないのではないかと思います。といいますのも、ブログの運営は個人のコミュニケーション能力に左右されます。仕事だから書かなきゃ、ということで書いていると、よほど上手に書かない限り一読判別されるはずです。私のこのブログは、企業とは関係なく、私の心に浮かぶことを、自分の文体で書きたいときに書いているから長続きしているんで、仕事だったらこうは行かないでしょう。ところが、ツイッターは企業活動もやりやすいようです。いえいえ、ツイッターでやってる一方的な告知が、効果的かどうかは疑問なんですが、文字制限があり、表示されるフォーマットに工夫の凝らしようがないから、公告=プッシュ型のメディア とする企業にとっては、格好の公告媒体なのだと思います。人海戦術で特定サイトのアクセスアップだけはできそうですし、無差別フォローでフォロー返しを狙えば、フォロー数だけは増やせます。それが、企業活動に何の意味があるの? ということに目をつぶれば・・・・・です。私は、ツイッターを始めてしばらくはフォロー数が増えるのが嬉しかったので、フォローしてくれる人にはみなフォローを返していました。そうしたら、ほんの数日でとりあえずの目標の1000人からフォローされることができました。これは、ツイッターの読者の増やし方のイロハでした。しかし、この1000人というのは、アフィリエイト公告目当ての一口公告であったり、情報商材といういかにも詐欺っぽい商法の告知であったり、企業が一方的にセールの情報を流したりするものが多く、この段階ではツイッターのタイムラインに流れるものを見ても、ほとんど役に立たない状況でした。その後、取捨選択を進め、また、リストという、自分が読みたいものを選び出すことができることを知り、ずいぶんツイッターで情報をもらえるようにはなってきました。こういう、プッシュメディアとしてのツイッター活用がとても盛んになっていますが、個人同士がインタラクティブに触れ合う機会もツイッターで非常に増大していると思います。つぶやきという名の、ショートメッセージは、かつてのブログが担っていたものの半分くらいを奪い去りました。昔は、ブログは一日に何度も、写真を入れて、他愛もないことも・・・・といわれていましたが、その部分をツイッターに譲って、ブログは今、ある程度まとまった読み物としての立ち位置にあります。インタラクティブではなく、ライターとしての力量が問われてくるのだろうなと思います。そのときに、匿名のブログで行くのか、それとも実名をさらしていくのかを迷うわけですが、フェイスブックで公開するのかということが大きな判断の分岐点になります。その答えをだすべく、今、フェイスブックにも取り組んでみています。まだ、初心者マークが貼られている状態ですが、ブログの記名性を担保するために、ブログの読者であることがはっきりと分かる方にはフェイスブックでのお付き合いをお願いすることになるのではないかと思います。今はフェイスブックのフレンドが20人程度ですが、ブログがご縁となって、無縁社会の有縁が広がっていけばいいな。というようなことを考えました。このブログの読者の方で、リアルの私とも接点を持っていただける方は、フェイスブックにてお付き合いください。ご連絡を心待ちにしております。