斬！ザ・マーケット 2011/1/12 水曜日

[坂本 大介さん]

欧州財政問題への注目が継続、不安要素はあるも日本株は底堅い

11日の日本市場は、前日の米国株がまちまちだったこと、円高の進行を
嫌気して売り先行でスタートしましたが、円高一服と、上海株の上昇を
受けて下げ幅が縮小しました。
日経平均は10510.68円30.36安と小幅反落しましたが、10500円台を回復

米国市場では、日本のEU発行債購入の表明や欧州中銀によるギリシャ、
アイルランド国債買い入れ観測を受けて欧州債務危機が後退し、買いが優勢
ダウ平均は、11671.88ドル34.43高

安全資産として米国債が買われたことで米長期金利の利回りが上昇、
ドル円は上昇して、クロス円も連れ高になりました。
ドル円は83.23円程
ユーロ円は108.00円程
米国株は小幅増、ドル円が円高一服となっていますが手掛かりは少なく、
寄り付きでは買い優勢となりそうですが、その後は欧州の動きを注視しながらの
取引となるでしょう。