ＤＲＥＡＭＬＡＮＤ／ＦＵＴＵＲＥ’Ｓ ＣＡＬＬＩＮＧ

[ＺＯＮＴＡさん]

スウェーデン産の正統派メタルバンドの1st。スウェーデン産ということとバンド名で勝手にメロパワバンドだと思って発売間もなく購入しましたが、ちょっとイメージと違った為か5年ほど眠っておりました。久々に聴いてみるとそれなりに良いではないですか(笑)。HAMMERFALLのJoacim Cans(Vo)に見出され彼のバックアップを受けてのデビュー。VoのJoacim LundbergはDREAM EVILに加入するという噂があったほどの実力者(！？)です。個人的にはそこまで良いVoという印象はありませんけどね…。若干線が細く可もなく不可もなくといった感じで、もしDREAM EVILに加入していたら線の細さが目立ってしまうと思います。高音域が結構出ているのでメロパワにはマッチしそうです。Vo・G×2・B・Dsの5人編成ですけどサポートでDRAGONLANDのElias Holmlid(Key)が参加しています。

音楽性はDREAM EVILに少し北欧特有の哀愁感を加えた感じでしょうか。インストの，紡海エッジの効いたザクザクとしたギターが印象的なミドル◆HAMMERFALL辺りを連想させる疾走曲となかなかの佳曲が続くのですが、ん～インパクトが足りないというかなんというか…。そう思いながら聴いていくとVoが高音域で歌いまくるバンドタイトルチューンである疾走曲。メロディにフックが足りない感は拒めませんけどこういう曲がもう少しあると良かったかな？と。全体的に平均レベルには達していると思うので買って損をするようなことはないと思います。

このアルバムを購入してからあまり聴いてなかったにもかかわらず2ndもしっかり購入しているんですよね。2ndはちゃんと試聴して買ったので1stと比べて成長が窺える出来だったと思います。それでもあまり印象に残っていませんけど(笑)。