ユニクロが国際化の加速で店長・管理職全900人を海外に異動へ

[TAROSSAさん]

ファーストリテイリングは、海外でのユニクロ事業の拡大に向けて国内の店長と本部の管理職の計約900人の全員を数年後に海外拠点に人事異動させるようです。
同社は５年後に海外での売上高を国内を上回る水準に拡大することを目標としており、幹部社員に国際経験を積ませ、今後の海外展開の先頭に立ってもらう考えのようです。
2010年８月期末の海外ユニクロの店舗数は136店で、ユニクロ事業全体に占める売上高構成比は10.7％だそうです。
11月にマレーシアの１号店を開店するなど東南アジアや中国への出店を強化しており、欧米や中国を含めた海外事業の一段の拡大を進めているようです。

国内を上回る海外売上高を実現するには、年300店を出店させる必要があり、国内約800店舗の店長と、東京本部などに勤務する課長職以上の約100人について海外各地の拠点や店舗に順次異動させることにしたようです。
国内での店舗運営の経験を生かし、海外店の出店をスピードアップさせるほか、海外での経験を現地の人材育成につなげるようです。
また、中国を中心としてとしてきた生産極点のベトナムやバングラデシュへの分散化も進めており、商品開発や生産部門の社員については、こうした国に100人規模で派遣することも検討しているようです。

英語が社内公用語化するなど、国際企業化への足をはやめていますね。