斬！ザ・マーケット 2010/9/1 水曜日

[坂本 大介さん]

31日の東京市場株式は大きく落として、日経平均は8824.06円325.2安と、昨日奪還した9,000円台を寄り付きから割り込みその後も下げ幅を広げる展開でした。
NASDAQも24.54ポイント安い804.67と大幅反落。

円高への逆戻り、米国市場の冷え込みといった外的要因や、日銀政策の頭打ち感から失望売りが入って全面安の展開となりました。
中国株も軟調で後押しがありませんでしたね。


同日米国株はオープンから小幅反発でスタート。
一部経済指標は嫌気されたものの10,000ドルあたりに下値抵抗があって持ち直した。10,050ドル近くでもみ合った後、FOMCの議事録を見て売りに転向。
金融緩和政策についてはFOMC内でも議論がわかれており、慎重に進めるだろうと見られます。


米国為替市場での通貨はドル円が一層の円高となり、84.07円、ユーロ円も続落で106.62円。
昨日よりも強い円高傾向が嫌気されそうです。



本日は民主党の代表選公示があります。

日経平均は米国小幅反発の影響も、強い円高の影響に押されて売りが先行。再度下値探りになりそうです。年初来安値更新か。

夜に入るとアメリカで、米8月ADP雇用統計および米8月ISM製造業景気指数の発表があります。二つとも割と重要な指標です。ちょっと様子見