斬！ザ・マーケット 2010/8/9 月曜日

[坂本 大介さん]

先週末6日の日経平均は、円高を嫌気して寄り付きで売り先行して反落スタート。その後徐々に下げ幅を縮小したが、前日終値の上値が重く、9642.12円11.8安と小幅反落で引け。
値嵩株は低迷したが、幅広い銘柄で買われて、TOPIXは続伸となりました。

6日は雇用統計の発表がありましたが、予想値を大きく下回る結果が出た事で一時10520ドル近くまで-120程下げる場面ももられました。後半は、FRBの金融緩和政策を期待して下げ幅を縮小して小幅な続落で引け。
ドルが売られて円高傾向が若干強まっています。

9日の日本市場は、円高影響を受けて、売り先行の可能性が高いのでは。

日本は景気対策としての金融緩和の余地がなく、政治運営もねじれ国会状態でスピード感が失われていることから海外の動きに振り回されてる印象を受けます。歪んだ円高の傾向が続けば景気回復は遠のいてしまいます。