斬！ザ・マーケット 2010/7/22 木曜日

[坂本 大介さん]

前日の国内市場は寄り付きで窓を埋めて9,404.07円でスタートしたが、その後はずるずると下げて結局4日続落の-21.63円、9,278.83円で引けました。

日米ともに21日のFRBバーナンキ議長の議会発言を控えて様子見となっており、値動きは小幅で推移しました。

米国市場は寄り付きからもみ合い状態でしたが、後半で大幅反落。バーナンキ議長は議会発言で米国経済の先行きに対して「異例の不透明」としており、市場の冷え込みを誘いました。

また同日、金融規制改革法案にオバマ大統領が著名、同法は成立しました。金融業界からは批判の声が上がっています。
金融セクターがアンダーパフォーム、全体的に弱気の取引となりました。

本日の国内市場も読みづらい状況ですが、昨日に引き続いて上値が重い状態で、かつバーナンキ議長の発表後に円高に振れているので、反発は期待できないと思われます。寄り付きから売りが先行し、ボリンジャーバンドの支持線のある9,000円に迫るかもしれません。