ダイエーが発表した2010年3~5月期連結決算は最終損益が2億円の黒字(前年同期は12億円の赤字)となり、3~5月期としては2008年以来2年ぶりに黒字転換したそうです。
売上高は消費の冷え込みに加えて不採算店舗の閉鎖が響き、前年同期比7.7%減の減収だったものの、利益率の高いPB商品の販売拡大や原価低減を徹底し、経費削減効果で営業利益が前年同期比368倍の大幅増益となったようです。
また、イオンが発表した3~5月期連結決算は、最終利益が192億円(前年同期は24億円の赤字)となり、3~5月期に黒字となるのは2007年以来3年ぶりだそうです。
グループをあげたコスト構造改革で営業利益段階で大幅増益を確保したほか、今年4月に米タルボットの全所有株を売却したのに伴い、約181億円を特別利益を計上したことが貢献したそうです。
2011年2月期の連結業績予想は、両社とも消費の先行きに不透明感が強いとして、期初予想を据え置いたようです。
まだまだ先行きが読めないですね。