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No.553 日経平均189円安薄商い3営業日ぶり1万円割れ
23日後場の日経平均株価は前日比189円19銭安の9923円70銭と大幅続落。商い低調で動意は乏しく、終値で3営業日ぶりに1万円を割り込んだ。アジア株の軟調推移や、円相場のこう着感を背景に、安値圏で停滞した。先物に手じまい売りが強まると、下げ幅を200円超に拡大する場面があった。東証1部の出来高は16億1302万株。売買代金は1兆1170億円。騰落銘柄数は値上がり184銘柄、値下がり1420銘柄、変わらず64銘柄。
リテラクレア証券・情報部部長の清水洋介氏は「下値を売り叩くような相場ではないが、上値を追うような積極性もない。売り材料を探しているような感じで、センチメントはあまり良くない。FOMC(米連邦公開市場委員会)や週末のG20首脳会議が一部の投資家にとって様子見になっている。週明け21日は人民元の弾力化には強く反応したが、元はあまり上昇していないため、期待外れの面が大きい。短期的には9800-1万300円のレンジで動くとみられる。このレンジを抜けるのは週明け以降。米6月雇用統計など米経済指標が材料として期待されるほか、4-6月期の業績についても見え始めてくる」と指摘している。
業種別では、郵船 など海運株が全面安。ツガミ など機械株も下落した。平和不 など不動産株の下げもきつい。国際帝石 、JX など石油関連株も停滞した。TDK 、アドバンテスト などハイテク株にもさえない銘柄が目立った。ホンダ など自動車株も下げ基調。新日鉄 など鉄鋼株や、住友鉱 など非鉄金属株にも売りが継続した。三井化学 など化学セクターも軟調。個別では、贈賄容疑で社員が逮捕されたNTTデータ 、UBS証が投資判断を引き下げた日電硝子 なども売りが優勢となった。
半面、個別で、4-6月期の経常黒字が伝わったユニデン が継続物色された。18億円程度の特別利益を計上するサンシティ はストップ高。セイコーHD 、ダイワボHD なども買われた。中国・深センで消費者金融事業の認可を取得したプロミス は後場急騰。パルプ・紙株では、レンゴー 、王子紙 がプラス圏を維持した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、32業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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