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No.540 日経平均は4日続伸、売買代金低調で閑散ムード

[東京 15日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小幅ながら4日続伸。材料難のなか小動きで午前は小反落となった後、午後はプラス圏に浮上し25日移動平均線をクリアしたが、方向感のない展開となった。午後の値幅は48円弱と、前日同様に小さかった。
 市場では「ユーロが底堅いことに加え、香港、台湾などのアジア株も堅調で売り込む材料が乏しい。株主総会を控えて持ち合い解消なども減少する時期だが、それだけに売買高も増えず閑散ムード」(準大手証券トレーダー)との声があがった。  
 東証1部騰落数は値上がり681銘柄に対して値下がり799銘柄、変わらずが186銘柄。東証1部の売買代金は1兆0675億円と低調が続いている。
 明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は「5月27日と6月9日につけた9300円台のダブル底の間の、6月4日につけた高値9962円程度が意識されたようだ。売り方としては、この水準を抜けるのには抵抗があるのではないか」とみている。
 あるトレーダーは「2週間前に9900円台を回復した際に空売りをしたときは成功したが、きょうは9900円台に戻してもヨーロッパ勢など海外投資家の売り手が不在で薄商いなので、空売りはできない。売りが出ない結果、しっかりとした展開になったにすぎない」と述べた。
 十字屋証券資金運用グループ・チームリーダーの岡本征良氏は「ギリシャの格下げにもかかわらずユーロ安が進まないことは下支えとなっているが、いつ海外投資家の売りが再開するかわからず、目先筋の個人投資家も含めて9900円から上を買う勇気のある投資家はいないだろう」と指摘。為替が落ち着いている一方、中国市場が明日16日も休場で一層材料不足感が増すなか、レンジ内での小動きが続きそうだという。
 日銀は14日、15日開催の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.1%前後に据え置くことを全員一致で決定した。また成長基盤強化支援策については貸付総額の残高上限を3兆円とするなどの概要を発表したが、株式市場の反応は限定的だった。市場では「総額3兆円とする日銀の成長基盤強化支援策は想定範囲内で特段、材料にはなっていない」(外資系証券トレーダー)との声がきかれた。 
 業種別では空運や証券が堅調。その他金融、保険はさえない。
 主力銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの自動車株が上昇した一方ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>は下落した。
 野村ホールディングス<8604.T>などの証券が買われた。クレディ・スイスが投資判断を引き上げたことなどが材料視されたという。
 大手銀行株は、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が買われた半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が軟調とまちまちだった。
 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)
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