円相場が対ユーロで円安基調で推移したことを好感。

[UMC取締役 岡部さん]

木曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、中国が保有するユーロ圏の国債について保有見直しを行っているとの報道が嫌気され下落したことから、売りが先行して寄り付いた。その後、日経平均の下げ幅は一時120円を超える場面も見られたが、売り一巡後は先週から急激に下落した反動から押し目買いが入り、前日終値付近でもみ合う展開となった。
後場に入ると、アジア各国の株式市場が堅調に推移したことや、外国為替市場で円相場が対ユーロで円安基調で推移したことから、日経平均はプラスに転じ大引けにかけて上げ幅を拡大した。
業種別TOPIXでは、ガラス・土石、その他金融、卸売が上昇した一方、空運、電気・ガス、医薬品が下落した。個別では、アンジェス　ＭＧ、クックパッド、サイバーエージェントが高い。半面、中外製薬、全日本空輸、マルハニチロホールディングスが下げた。

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