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でっかい含み益のソフトバンク

 急激な経済のグローバル化が進展している。ちょっとでも経済に関心を持っていれば、特別の情報源を持たない一般人でも、インターネットから、世界のマネーの動き等、かなりの精度と早さで知ることができる。公開された情報は専門家も素人も早さにおいてほとんど差が無くなっている。ただ、そうであっても、その情報の質には相当問題がある国があると考えておかなければいけない。そういうリスクに対して、あらかじめ備えを持っていないと大きく判断を誤る。

 翔年の周りにもブリックス(BRICS)、特に中国に熱い視線を注いでいる人たちがいる。「中国の株を買いたい」とか、「上海上場株の投資信託(上場インデックス)はどうだろう?」とか、「中国はオリンピックと万博を控えているからそれまでは絶対大丈夫だろう」とか、「いや、既にバブル期に入っているから危険水域だ」などなど、さまざまな意見が交されている。

 確かにBRICSの経済は凄いスピードで発展していることは間違いない。しかし、時流に水を差すようで気が引けるけれど、翔年は情報の質という点において、中国政府の発表する経済指標はあんまり信用がおけないと思っている。中国政府にたいする根本的な不信感と言ってよい。中国の国民も自国政府を信用していない人たちが多いと聞いているし、中国政府が提供する土俵(市場)で、中国政府が行司(法律+裁判)も務める、そんな場所で真剣に相撲がとれるのか?という疑問がぬぐいきれない。

 そんな中、11月6日、上海証券取引所に中国企業間電子商取引最大手、アリババ・ドット・コムが上場された。日経ビジネス、11月19日号は「グーグルを超えた資金調達、業界再編」の見出しでセンセーショナルに報じている

「アリババ株の一般投資家向け公募には257倍もの申し込みが殺到。売り出し価格は仮条件の上限である13.5香港ドルとなり、追加売り出しのオプションが発動された」
「その結果、調達総額は約131億2980万香港ドル(約16億8850万ドル)に達し、これは過去の記録のグーグル(約16億6600万ドル)をわずかながら上回ったのである」

 そこで、この話題に登場するのはソフトバンクの孫正義社長。8年前にアリババの創業者に惚れこみ、同社に2000万ドルを投資し、2004年には6000万ドルを追加出資して、グループの持ち株会社の株式の30%を保有しているという。
 12日の終値(28.35香港ドル)でアリババの時価総額は約2兆339億円、ソフトバンクの含み益は4000億円を超える計算となるというから凄い。

 アリババが時価総額でどれぐらい巨大なのか、日中のネット企業を比較しておこう。(12日時点終値、1香港ドル=14.2円)
ヤフー          2兆7641億円
ソフトバンク       2兆7121億円
アリババ・ドット・コム  2兆0339億円
テンセント(中国企業)   1兆3021億円
バイドゥ(中国企業)   1兆1297億円
楽天            6512億円


 孫さんといえば、かつて、海のものとも山のものとも分からないインターネットの初期において、ヤフーの買収で驚かせたことがあったし、最近では、ボーだフォン買収という大博打で市民の度肝をぬいたりと、一般常識では考えられない思い切った行動が身上。これまでのところ、その果敢な行動はほとんど成功を収めてきている。

 日経ビジネスの記事によれば、アリババの他にグループ企業としては、ネットオークション中国最大手のタオ・バオ、ネット決済最大手のアリレイ、米ヤフーから買収した中国ヤフーなどがある。これら未上場の子会社は今は損益は赤字ながら、市場シェアーはタオバオが70%、アリペイは50%を超えており、首位を独走中だから、これら子会社群が上場されたとしたら、もう含み益は膨大で、翔年は計算をようしません。


 これが中国で実際におこった夢のようなアリババ上場の顛末情報です。このような資本の論理がくり返されて、巨大な信用が限りなく膨張を続けているのが実態と思われます。そんな中で、リスクを承知で、相撲をとっている企業人は偉いと思いますが、できる事なら、彼らがウソの指標によって大きな損失を蒙ることがないように願っています。

 経済が健全に発達するためには、ルールの透明性と国家の発表する基本的な経済指標がキチンとしており、市場参加者の誰からも信頼されていなければならない。「信なくんば立たず」はグローバル経済では必要条件。現状のような疑心暗鬼の状態は、一刻もはやく解消されることが望ましい。

 そうなるのは土俵を提供し行司役でもある中国共産党が、世界中から押し寄せる資本の論理に敗れて下野する時であると見ている。その時は、それこそ天地がひっくり返るような政治経済の激変に見舞われるに違いありません。今後10-20年の間に、何が起こっても不思議はない。

 分けのわからないリスクを嫌う翔年は、中国の土俵は敬遠し、孫さんのソフトバンクやヤフーから、ほんの少しおすそ分けをいただくことで我慢するしかありません。
 後々のため、本日の株価(20日終値)を記録しておこう。
ソフトバンク  2,425円 +30円
ヤフー     47,400円 +600円


 中国共産党の内部力学はよく知りませんが、中国ウオッチャーの宮崎正弘氏の見解ではこうなっています。
「かくして中国共産党新執行部が出そろったが、公安、規律、法務を「上海派」が掌握し、換言すれば、税金泥棒、腐敗の権化どもが、「裁判官」と「目明かし」も兼ねるという、この不条理。まさに歴代王朝の腐敗に酷似してきた。」
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