ギリシャの国債の格付け引き下げを嫌気。

[UMC取締役 岡部さん]

水曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、米大手格付け機関がギリシャとポルトガルの国債の格付けを引き下げたことから欧州でのソブリンリスクへの警戒感が拡大し大幅に下落したことから、売りが先行して寄り付いた。その後も、欧州の金融不安に対する警戒感や、外国為替市場で円相場が円高基調に振れたことから、日経平均の下げ幅は一時330円を超える場面も見られた。
後場に入ると、アジア各国の株式市場が軟調に推移したことや、外国為替市場で対ユーロでも円高が進んだことが嫌気され、日経平均は安値圏で推移した。
業種別TOPIXでは、陸運、保険、パルプ・紙を中心に全銘柄が下落した。個別では、住友重機械工業、ＩＨＩ、三井造船が高い。半面、東日本旅客鉄道、パナソニック電工、コムシスホールディングスが下げた。

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