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【北朝鮮】祖平統「食糧暴動うわさ」すぐ否認したわけは?
北朝鮮当局が食糧を強奪しようとする北住民に発砲したという日本メディアの
報道に対して、直ちに反論して、その背景に関心が集まっている。
北朝鮮の「祖国平和統一委員会(祖平統)」は4日、特別談話を発表し、「金正
日(キム・ジョンイル)国防委員長の誕生日である2月16日、咸鏡北道で中国から
輸入したコメを強奪しようとする労働者と護送部隊との間で衝突が起き、死傷者
が出たという日本メディアの報道は根拠がないねつ造」と否認した。
産経新聞はソウル特派員電で「先月16日、中国から食糧を輸送してきた貨物列
車が咸鏡北道富寧郡の古茂山駅に停車中、駅労働者が食糧を盗もうとし、これを
防ごうとした食糧護送隊との間で衝突が発生、1人が死亡した」と報道した。
同紙は特に、当時、北朝鮮労働者は農機具で護送隊員と対立し、武装部隊が動
員されて、発砲する事態まで悪化したと脱北者団体の「NK知識人連帯情報センター」
関係者の話を引用して伝えた。
これに対し、祖平統は「衝突が発生したと見なされる2月16日の前後で、コメ
を輸送する列車が当該地域を通過した事実はない」とし、「こうした記事は人間
のくずの雑談」と激しく非難した。
北朝鮮が対南宣伝機関を動員して、日本メディアの報道を直ちに否認したこと
は、こうした噂が北朝鮮内に流れ込む素地をなくそうしたものだと北朝鮮専門家
たちは解説した。
最近、北朝鮮はデノミ以後の経済難に食糧難が重なって、混乱が深刻だという
外国報道機関の報道に敏感な反応を見せている。
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