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【アンリツ】10/3通期計画は据え置かれたが、利益の上乗せ…
10/3通期計画は据え置かれたが、利益の上乗せ余地はありそう
<株価の本格上昇にはカタリストが必要>
現在の株価は指標面から割安感は見られないものの、業績の大底を脱し、収益改善基調が継続するとみられることから、株価下落リスクは後退している印象。とはいえ、株価の本格上昇にはLTEや中国3G(第3世代)関連など期待材料の貢献が加速するといったカタリスト(株価を動かすきっかけとなるイベントや材料)が必要になるだろう。
<通期利益には上ぶれ余地がある>
10/3期3Q(10-12月)売上高は前年同期比7%減の163億円、営業利益率も5.9%で3Qとしては比較的高水準まで回復。売上縮小の中、費用削減効果が損益改善を支えている構図といえる。通期業績予想は据え置かれたが保守的と考えられ、売上が計画値を達成すれば利益は上ぶれが可能とみる。
<来期計測器の営業利益率は5%台回復をTIWでは予想>
SA事業では今回ようやく中南米の大口受注を獲得。今後の波及効果に期待が持てる。来期の計測器は8〜9%程度の売上増をTIWでは想定。従来型の計測器需要は依然低水準に留まるとみる一方、LTEや中国3G関連、SA事業の伸びが牽引すると予想。LTE開発用の計測器は採算性も良く製品ミックスに繋がることに加えて増産効果から、来期の計測器の営業利益率は5%台に改善すると見ている。(服部 隆生)
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