有楽町西武デパートが閉店というニュースが、大ニュースみたいに取り扱われてましたけど、わたしとしては、へえ、まだあったんだ・・・・・そうか、そごうがビックカメラになったんだよな。と言う感じです。わたしの銀座歴は、アルバイト一年と、会社員になって、5年ほど。歌舞伎座の近くにいたことがあります。歌舞伎蕎麦は、銀座を離れて二十年になりますが、たまに食べたくなり、出かけます。でかけるというんじゃなくて、銀座は地下鉄交通の要衝だから、乗り換えるときに、ちょいと寄り道するわけです。銀座、有楽町界隈は、昭和50年代のはじめに、よく来ていました。銀座の老舗の漬物屋さんで、アルバイトをしていました。店番しながら商品知識をつけて、チラシの文章を書いたりするという、なんか、ちょっとおもしろいアルバイトでした。社長がたまに来て、機嫌がいい時には、とんかつやビーフシチュー、天丼など、貧乏学生には目もくらむような御馳走をしてくれることがありました。その当時、銀座はいたるところで工事をしていて、想像していたような絵になる綺麗な街ではありませんでした。池波正太郎さんのエッセイだけで銀座のイメージを作っていた田舎の若者(私のことです)は、銀座にきてみて、逆にびっくりしたんです。街は生き物で、姿を変えますね。