カゴメのトマト鍋が人気の一方でデルモンテは国内３工場を閉鎖へ

[TAROSSAさん]

カゴメが昨年７月に発売したトマト風味の鍋つゆ「甘熟トマト鍋　鍋用スープ」の売上高が、昨年末までの半年間で約７億6000万円に達したそうです。
当初、今年春までに２億円の売り上げを見込んでいたのが、不況の影響を受けて、家で食事をする家庭が増えたことなどを背景に、予想を大きく上回ったようです。

一方、キッコーマンは、ケチャップや野菜飲料などを製造する国内５工場のうち３工場を2010年７月から2011年９月にかけて閉鎖するそうです。
閉鎖するのは、完全子会社の日本デルモンテが運営する福島工場、木島平分工場、東北デルモンテで、キッコーマンは工場再編にともない、2009年10～12月期に特別損失として約８億7000万円を計上するそうです。
ただし、集約する２工場に計50億円を投資し、全体の生産能力は維持するそうです。
価格競争やトマトなど原料の高騰を受け、生産の効率化を狙っているようです。

不況の影響で厳しいところもあれば、好機となるところもあるんですね。