オバマの金融規制法案についてのまとめ⑤識者の見解

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2010/01/24 - 月とスッポンさんの株式ブログ。タイトル:「オバマの金融規制法案についてのまとめ⑤識者の見解」 本文:(以下拾ったものを転載)

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オバマの金融規制法案についてのまとめ⑤識者の見解

月とスッポンさん
月とスッポンさん
(以下拾ったものを転載)
・この規制改革はまずくないですか?まず流動性の薄い市場はまず壊滅的な打撃を受けます。社債とかにリスクを取る人がいなくなるということなので、直接金融の国にとって最終的に企業のファンディングが困難になるとかそういったことを危惧します。

・GSのCDS, 22bp上昇。GSがFICCで2009年通して好成績出せた理由は救済措置によるホールセール調達コスト低下だったのに。

・んー、どうも話きいてると、民主党のアホどもがやろうとしてるのは、米国のキャピタルマーケットを日本の銀行システムモデルみたいに変えようとしてることに等しいな。民間銀行を徹底的に公益機関(Public Utility)にして競争力を失わせるというやり方。

今回のオバマ金融法案にしたって、アホも休み休み言え、といいたい。個人預金集めて住宅ローン貸して・・・みたいなことだけやってる預金過剰の小規模ローカルバンクはともかくとして、中規模以上の金融機関になったら、ホールセール調達市場でどうやって流動性保ってゆくかという話抜きに仕事できん。

そこに政府が横やり入れたら、市中の調達コストはあがるじゃんか。実際GSのCDSが今日だけで22bpsあがってたんだから。住宅融資なんて最初から薄利多売、調達コスト上昇分を吸収する利鞘なんて、もとからねーよ。

調達コスト上昇分を住宅融資に転嫁してもいいんですか?え?政府からしてみたら、んなこと困るでしょ?っつの。その解決策としては唯一、「住宅融資市場そのものの国有化」しかなくなるわけで。日本の住宅金融公庫じゃあるまいし。

オバマもだんだんポピュリスト的になってきた。マサチューセッツで、ポピュリストの共和党に顔の真ん中ぶん殴られて、その傾向はさらに強まることだろうが、ガイトナーの言ったとおりで、オバマ案は問題の本質に言及する内容ではないんだから、慎重にやらんと2009年の回復が元も子もなくなるでよ。

・今日の午後2時ごろオバマのスピーチがったんですが、オバマのスピーチが始まるやズルズル・・・オバマのスピーチは、おもいっきりポピュリスト的トーンが強かったために、こりゃ金融ダメかな、と。

・もし大統領の思い通りに全てが実現すると、ウォール街は、かなり弱体化してしまうような気がします。(鎌田さん)

・この事態の進展を憂慮したウォーレン・バフェットはCNBCのインタビューで「若し再選されなければ、市場は大混乱に陥る。もし上院議員たちがそんな投票をするのなら、一日前に私に教えて欲しい。持ち株を処分するから。」と答えた。

・銀行株アナリストのメレディス・ウィットニーは「ボルカー・プランは実現すると思う。銀行株には醜悪なマーケットになるわね」とインタビューで答えた。

・「大統領の銀行への執拗な攻撃が続くかぎり、私たちは大統領のレーダー網に入っていない安全な株に投資をすることで守りを固める必要がある。」ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)

・ヘンー・ブロジェット氏(Business Insider)は、こう述べている。「オバマ大統領の提案が実現したとしても、何も改善されることは無いだろう。ようするに、ヘッジファンドの経営などをしたければ、銀行という肩書きを捨ててしまえばよいだけだ。」

・「ここまでを振り返ってみると、非金融企業の85%が、アナリストの予想を上回る決算を発表している。しかし気になるのは、金融企業の決算で、アナリストの予想を超えているのは50%だけだ。」 --- デービッド・ケリー氏(JPMorgan Funds)

・「大手銀行に対する不満は多い。しかし、オバマ大統領の金融規制案が、投資家にとってプラスになるとは限らない。」 --- ギャリー・ウェブ氏(Webb Financial Group)

・ 「投資家たちは、予想以上に良い決算発表が連続し、マーケトは更なる上昇となることを期待していた。たしかに良い決算が多い。しかし、肝心なマーケットは上がらない。」 --- ボブ・ピサニ氏(CNBC)

・「この三日間で、50日移動平均線より2標準偏差上にあったS&P500指数は、現在50日移動平均線より1標準偏差下にある。マサチューセッツ州での共和党勝利が、ワシントンに大きな影響を与えるように、株式市場も大きな転換点に来ているのだろうか?」 Bespoke Investment Group

・「中国が成長株なら、アメリカは割安株だ。中国に不安を感じ、中国株を売っている人たちは、資金を米国株へ移す可能性がある。」 --- マイク・ローク氏(BTIG)

・Too Big To Failで大規模金融機関が常に救済対象になることを暗にでもレギュレーションの一部として認可してしまったら、大銀行の調達コストはさらに下がる。それは逆に言えば、TBTFを規制により明示的に禁止する方向に動けば、調達コストは上がるという意味になる。

①~④はこちら
http://minkabu.jp/blog/show/206490
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
こんばんわ~

>あと、私の名前が間違ってた ヒ・ド・イ><

あれ?スミマセン^^;
あたしよく間違えるんです(汗)日常でも平気で間違えるから切れられる時あり(笑)

>この先は月とスッポンさんに任せちゃおw

いや、人によって集められる情報には限界がありますし、差があるので、その人なりの視点での情報お待ちしてます~^^ もとはといえばpakupakuさんにヒントをいただいたものなので、、、、
paku pakuさん
こんにちは~

凄らしい情報収集力ですね^^
この先は月とスッポンさんに任せちゃおw

あと、私の名前が間違ってた ヒ・ド・イ><
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